翡翠の花婿

詠乃

第1話−桃水晶の瞳の乙女−

ここはデイガーズ王国。

つい昨日、王女が生まれたばかりだ。


国民は総出で王女誕生を祝う準備をしている。



デイガーズ王国には、王様と王妃様がいた。

それはそれは仲睦まじい二人で、国民は皆この二人のことが大好きだった。


王妃様は、デイガーズ王国の出身ではない。

デイガーズ王国含め、大陸にあるすべての国々をまとめるオシラン帝国からやってきた。

王妃様は、オシラン帝国の皇女様だったお方だ。


難しい話をすると、「デイガーズ王国」は正式には「オシラン帝国西部自治区デイガーズ王国」なのである。


デイガーズ王国は小さな国だ。

なぜ、大きな大きな帝国の皇女様が、こんなに小さな王国に嫁いできたのだろう。


だが帝国民は全員、理由を知っている。


皇女様の弟君が追い出したのだ。


その弟君はといえば、いつも自分が比べられてきた優秀な姉を気にかけることなく、今はのびのびと皇帝の座に就いている。



話をデイガーズ王国に戻そう。


この度、めでたく王女が誕生したデイガーズ王国だが、一つ大きな問題があった。

王女様の瞳である。


最初に気がついたのは、王妃様だった。


「この子…瞳が…」


そう言って他の者にも見てもらうと、皆一様に驚いた。

王女様の瞳は、人間のそれとは違ったからだ。

まるで宝石がはめられているかのような神秘的な輝き———。


「———桃水晶…」


王妃様は、思わず呟いた。


“桃水晶の瞳の伝承”を思い出したのだ。

この伝承は、デイガーズ王国だけではなくオシラン帝国全土に伝わる伝承だ。


その昔、オシラン帝国を創った初代皇帝のオシランが、古の神々と交わした


【桃水晶の瞳を持つ者には、精霊族より伴侶が贈られる】


という約束。

実際、三百年前に生まれたウージオという皇子が桃水晶の瞳だった。

そして、精霊族からはフェイフという名の美しい娘が嫁いできた。


ウージオが生まれたときも、当時の皇后と、出産に立ち会った医者、侍女、メイドたちなど帝国の人々は、今この場にいるデイガーズ王国の人々と同じように驚いた。


“桃水晶の瞳の伝承“は、まだこの頃は寝物語のように語られるだけで、半分くらい嘘だろうと誰もが思っていた。

だからこそ慌てるようなこともなく、ただただ好奇の色を含んだ噂が宮廷を賑やかせただけだったのだが。


翌日には、学者も大臣も総動員で大慌てな事態となった。


ウージオ皇子が生まれた次の日、宮廷の庭園にある大木が突如喋り出したのだ。


『桃水晶の瞳の若子の誕生、心より祝い申し上げる。

尊き先祖の交わした約束に倣い、その若子に、我が一族より伴侶を贈ろう。

大地神イグナツの加護を受けた子、琥珀のフェイフである。

その若子が16歳になる年の、最も空明るき日の朝、フェイフは虹の滝を渡りそちらへ向かう。

約束の証として、これをそちらに』


そう言って大木は、幹の中から捻り出した琥珀をゴトン、と地面に落とした。

この“神秘の使者”の来訪をうけて、帝国中が“桃水晶の瞳の伝承“は本当だったのだ、と大騒ぎになった———。


———これは三百年前の話である。



今において三百年前と違うのは、国民全員が“桃水晶の瞳の伝承”を信じていることだ。


桃水晶の瞳の王女様を目の当たりにし、“神秘の使者”を待たずしてデイガーズ王国は大騒ぎとなった。



報せを聞いた王様が、妻と我が子のいる寝室へ駆けつけた。


王妃様のそう悪くない顔色にほっとしながら、側に座りその手を取る。


「聞いたぞ、この子の瞳のことを…」


「ええ、あなた…」


王妃様は手に力を込め握り返し、夫と一緒に我が子に視線を落とす。

今はすやすやと眠っているため、その瞳は見ることができない。


「いずれ“神秘の使者”もやってくるのであろうな…」


そう呟く王様に、頷いて言葉を返す。


「伝え聞いたとおりなら、きっと明日ですわ」


今度は王様が頷く。


二人の予想通り、“神秘の使者”は翌日にやってきた。


見張りの者を、王宮内のあらゆる大木の周りに配置していたのだが、“神秘の使者“は意外なところからやってきた。


ちょうど、王様が気晴らしにと足を向けた庭園でのことである。

美しい石造りの噴水が突如水柱を噴き上げ、人の形をとり喋り始めたのだ。


辺り一帯に響くような、低く透き通った声で、まるで頭の中に直接語り掛けられているような不思議な感覚を、そこにいた王様をはじめ、王様に付いていた城の者たちに与えた。


『桃水晶の乙女の誕生、心より祝い申し上げる。

尊き先祖の交わした約束に倣い、その乙女に、我が一族より伴侶を贈ろう。

太陽神ソヴォロムの加護を受けた御子、翡翠のジェラルジズである。

その乙女が16歳になる年の、最も花盛りの日の朝、ジェラルジズは虹の滝を渡りそちらへ向かう。

約束の証として、これをそちらに』


三百年前とまるきり同じような物言いで、ヒト型の水の塊が何かを差し出す。

水でできた手の中には何かが握りこまれていた。

噴水の一番近くにいた臣下の一人が、恐る恐る手を伸ばすと、豪華な金細工で周りを縁取られた翡翠のブローチが手のひらに落とされた。


『再びオシランの一族と絆を結べること、一同嬉しく思う』


そう言って水柱は溶け、元の噴水の形に戻っていった。


桃水晶の瞳の子が生まれたこと。

"神秘の使者"がやってきたこと。


この二つの報せは、デイガーズ王国から始まりオシラン帝国全土を駆け巡った。


もちろん皇帝の耳にも届けられた。


「なんだと!?」


執務室で書き物をしていたシーマス皇帝は立ち上がり声を荒らげた。

ここまで休みなく走ってきた従者は、まだ肩で大きく息をしながら深々と頭を下げる。

シーマスは今聞いたばかりの言葉をオウム返しのように呟いた。


「桃水晶の子供が産まれた…」


そして今度はどさりと椅子に腰をおろし、目の前の従者をぼんやりと見つめる。

この三百年産まれてこなかった桃水晶の子。

ああ、まさか自分の治世で生まれようとは…。

ふとシーマスはとある疑問に気が付き、従者に声を掛けた。


「産まれた子はどちらだ」


「は、陛下。王女にございます」


「王女、王女とな?」


(また悩ましい答えが返ってきたものよ)


シーマスはフーッと長く息を吐き、彼のあるべき姿、皇帝としての態度を纏い表情を変え命を告げた。


「デイガーズ王国へ急ぎ使いの者を。

王女誕生への祝いの文と、スリス王妃への労いの品を贈ってやれ。

何がよいかは皇后に任せる」


「はっ!」


従者は急ぎ足で皇帝の執務室から出て行った。

扉を閉めた後、走り去る足音が遠くなっていくのが聞こえる。


(王女。……王女か。

桃水晶の瞳をもつ王女…)


シーマスは執務どころではないとばかりに持っていた羽根ペンを机に放り投げ、天井を仰ぎ見た。


「スリスめ…。やってくれるわ」


その顔は苦々しく歪められていた。




ここでひとつ、長くはなるが桃水晶の瞳について話しておかなければならない物語がある。



桃水晶の瞳は、オシラン帝国で特別な意味を持つ。


オシラン帝国初代皇帝の名はオシラン。

まだ国というものがなく、それぞれの集落が個々にまとまって生活をしていた頃、初めて国を創った偉大な皇帝だ。


その皇帝オシランが、皇后として迎えた女性の瞳が桃水晶であった。


民たちは、自分たちとは違う彼女の容姿に困惑した。


だが桃水晶の瞳の女性は、鉱石のような瞳を持っていることだけでなく、自然を自在に扱えることも人々とは違った。


オシラン皇帝は、彼女は精霊族なのだと民たちに話した。


精霊族?と訝しがる民たちに、精霊族の皇后自らが説明した。


人間と精霊族とは、まるで違う種族というわけではなく、かつては同じ地上で共に生活していた同じ種族だと。


地上の人間も、天空の島に住む精霊族も、かつては同じ人間だったと言うのだ。


そしてその頃は、皆が同じように神と共に過ごしていた、とも。


だが人々は皇后の話をすぐに信じることはできなかった。

「神」など、初めて聞いた存在だったからだ。


皇后に代わり、オシラン皇帝が民たちに説明した。


かつての人間は皆が神と共に過ごしていたが、人間同士で小さな争いが生まれた。

神々は争いを好まない。

争うのをやめるよう説得したが、聞き入れなかった人間は争いを大きくしていった。

嘆いた神々は、争いを好まなかった一部の人間だけを連れて離れ島に隠れてしまった。

その一部の人間が、精霊族の先祖だという話をした。


民たちはそれでも信じられなかったが、つい先日まで戦は続いていた。

いつから続いているのかもわからない戦だ。

自分たちの親も、祖父母も、代々あの集落とはいがみ合ってきたと言っているが、その実誰も起源がわからない。

ではその起源が、神々と過ごしていたという時代にあるのだとしたら。

神はいるということか。


オシランは、この民たちの疑問に頷いてみせた。


長きに渡る戦を終結させたのがオシランだ。

大陸全土の集落をすべて周り、長たちを説得し続けた。

武力でもって制圧したのではない。

無血革命を果たしたのだ。


現在における国も、法律も、貴族制度も、すべてオシランが説得のために設けたものだ。

だからこそ、国々を統率する帝国というものの存在も、その皇帝にオシランが就くことも、誰も異論は唱えなかった。


そんなオシランを神々も認めた。


争いよりも、平和と調和のために尽力したオシランを、人類が袂を分かってから五百年。

初めて地上の人間を天空の島に招いたのだ。


そしてオシランは、桃水晶の瞳の乙女、エイウィンと恋に落ちた。


エイウィンは、水も風も光も、自在に操ることができた。

地上の民たちは神の姿を見たことがなかったが、エイウィンの姿や力を見て神を想像した。


そして帝国民は、オシランとエイウィンの夫妻を敬うようになっていった。


特にエイウィンが力を奮うと、人々は大いに喜んだ。

人間の力ではどうすることもできなかった天災を、エイウィンが食い止めたり軽減したりしてくれたからだ。


誕生したばかりの帝国は、エイウィン——精霊族の力をもって盤石な権威を築いていった。


オシランとエイウィンの間に生まれた子は、とてもオシランに似ていた。

珍しい宙色の髪に、鋭い銀の瞳。

エイウィンは愛する夫に似ている子供の誕生をとても喜んだが、オシランはそうではなかった。


皇室の威厳、帝国の存続のため、エイウィンだけではなく精霊族としての力を扱える血族が欲しかったのだ。


エイウィンは夫のために、神々に直接頼み込んだ。


だが神はそれを許さなかった。


エイウィンから生まれ出た子が精霊族の力を宿さずに生まれてきたという事は、人間の方の血が色濃く受け継がれているということ。


戦が終わり、血こそ流れなくなったものの、人間の間では争いがなくなったわけではない。


すなわち、オシランとエイウィンの間に生まれた子の性質は精霊族と同じようにはできていない。

平和を愛し、自然との調和を望む気質を持っていない子であるということだ。

本来、精霊族には精霊族の伴侶を選ぶのが通例であった。


エイウィンがオシランのもとに嫁ぐことを強く望んだため、神たちは特例として許したのだと、そう言って断った。


だが、精霊族たちにとっても、その宙色の子がかわいい子孫であることに変わりはないのも事実であった。

オシランの願いを聞き入れてほしい、と頼む精霊族に説得され、神はある条件を出した。


『もし、桃水晶の瞳を持つ子が生まれた暁には、それがいつの時代であろうとも精霊族から伴侶を贈ろう』と約束した。


だがその後二百年の間、桃水晶の瞳を持つ子供は生まれなかった。


宙色の髪だけが遺伝や隔世遺伝を通し受け継がれ続け、宙色は皇室の伝統色にもなった。



二百年が経ったとある年、髪が宙色で瞳は桃水晶の皇子が誕生した。

ウージオと名付けられた、皇室の象徴であるかのようなその皇子は、二百年前の先祖が交わした約束通り、長らく親交のなかった(なさすぎてもはや神話だと思われていた)精霊族より伴侶を贈られたのである。


(なぜ生まれ持った瞳の色だけで勝手に結婚相手を決められ、しかもそれが存在すら疑わしい精霊族とかいう者でなければいけないのだ)


理不尽だ、となかば恨みながら妻を迎えたウージオは、一目見るなりその美しさに心を奪われた。


精霊族の娘は、ウージオの想像をはるかに超えていた。


まるで光で編まれたかのような輝く髪と、蜂蜜のようにとっぷりとした琥珀の瞳を持つ美しい乙女。


「わたし、フェイフ」と小さく名乗る声は、遠くの森で朝を知らせるために鳴いている小鳥のようにかわいらしかった。


ウージオはフェイフの美しさを愛し、彼女の語る精霊族の暮らしや神々の世界のことを絵画や彫刻を通してこの世に数多く残させた。


平和に過ごしていた帝国に「芸術」という一大文化をもたらしたのだ。


以後、精霊族の伴侶がやってくると帝国が栄えると噂されるようになった。


そしてその時代から三百年後。

デイガーズ王国で桃水晶の瞳の子が生まれたという吉報が舞い込んできたのだ。



今オシラン帝国は喜びと興奮に包まれていた。


精霊族の皇后を愛した二人の皇帝——オシランとウージオ。

オシランによって築かれた平和、そしてウージオによって栄えた芸術。

これらを享受していながらも、やはり精霊族や神など信じている者は少ない。

何せ見たことがないのだ。

信じられようはずもない。

いや、精霊族はいるのだろう。

精霊族を疑うことは皇室を疑うことになる。

実際、エイウィンやフェイフの伝承は今も語り継がれている。


だが神を見た人間は一人もいない。


このオシラン帝国において、信じられるものは神ではなく皇帝だ。

神殿もなければ神官もいない。


神々の話は神話として、娯楽的な要素が強くなっているのが実態だ。


だが桃水晶の瞳の子が生まれた。

ということは、いずれ精霊族がやってくるということだ。

精霊族がやってくるということは、もしかして神の存在が語られたりするのかもしれない。


帝国民が喜びと好奇心にソワソワしている中、シーマス皇帝は一人違う思いを抱いていた。


シーマスは、幼い頃から優秀な姉と比べられてきた。

スリスが男だったらよかったのにと、大臣たちが話しているのを耳にしたこともある。


だが男女の格差が根深いオシラン帝国では、今までに女帝が就いたことは一度もなかった。

案の定シーマスが立太子の儀を行えることになったが、シーマスの心の内は劣等感でいっぱいだった。


(俺が優秀だったから皇帝になれたわけではない…俺が男だったから皇帝になれただけだ…)


事実、まだまだ未開発の領地がたくさんあるデイガーズ王国へ姉を嫁がせた後も、スリスが嫁いでから王国の成長が著しいと噂になっているのだ。


そして今回、シーマスの劣等感をさらに駆り立てる出来事が起きた。


シーマスにも子供はいる。

その子は宙色の髪に銀色の瞳を持って生まれてきた。

オシランを想い起こさせるこの宙色の髪を持って生まれた子は、皆代々皇帝に就いてきた。


ところが、スリスの産んだ子が桃水晶の瞳を持って生まれてきたのだ。


せっかく自分の息子が宙色の髪を持っているのに、またしてもスリスに上をいかれた、とシーマスは苛立っているのだ。


精霊族は帝国を栄えさせる、という噂は、全帝国民が知っている。

では、その精霊族を伴侶に迎える者こそが皇帝になるべきだと民は考えるだろう。




—————デイガーズ王国—————



スリス王妃は我が子を腕に抱きながら、頭を悩ませていた。


(シーマスはなんとしてもこの子の伴侶となる精霊族の力を欲しがるだろう)


自分に対抗心を燃やし続ける弟の考えは、小さい頃からよくわかっていた。


シーマス自身もまだ思い至れていなかったが、スリスには、シーマスの今後の動向が容易に想像できた。

おそらく、この王女を養子として迎えるのだろう。


今のオシラン帝国で、この王女が女帝となれるかはまだわからない。

精霊族の伴侶がやってくるのも三百年振りだ。

史上初の女帝となるか、はたまた史上初の精霊族の皇帝が誕生するのか。

スリスにもわからなかった。


もしこの王女が女帝になった場合、このままスリス王妃の娘として皇帝の座に就けば、シーマスは皇室から退居しなければならない。

だがシーマスの娘として皇帝の座に就けば、シーマスは今後も太上皇として皇室に居座ることができる。


あの弟ならやる。

スリスは確信していた。

すべての可能性において、自分の良いように手を回すことだろう。


(そしてきっと私の力では、皇室に抵抗することもできない…。

第一皇女の座がなんだというの?王妃の立場がなんだというの?

我が子を守れずに、そんなもの、意味がないわ…)


こぼれそうになる涙をぐっとこらえて、スリスは王女の顔を優しく撫でた。


「きっと時間はある…。いつか離れる時がくるとしても、それまでに…たくさん貴女にあげられるものがあるわ。

愛しい私の小さな星、」


ステルカーナ…と名を呼んで、やわらかい小さな額に口づけた。

幼い王女は、その桃水晶の瞳で母を見るとキャッキャと笑った。


熟れた桃の皮のようなピンクと薄黄色のグラデーションで、目に射し込む光の加減によって虹彩のところどころが虹色に光っている。

水晶の特徴を持ちながらも、桃色に染まる美しい鉱石のような瞳。


その瞳が曇ることのないように、明るく世界を見据えていくように、とスリスは祈る。


きっとこの子はシーマスに取られるだろう。

養子として帝国に迎えられるはず。

それならばいっそ、昇れるところまで昇りつめたらいい、とも思う。

皇族として過ごしてきた自分の半生と、そこで培ってきた処世術。

教えられるものは教えよう。

この子がそれを望んだとき、皇帝としての道も歩めるよう導こう。


ステルカーナの無邪気な笑い声を聞きながら、スリスはそう決意したのだった。

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