第3話 あの時と同じ風
あの人に出会ったのは、ささやかな風が吹き抜ける春のひと時だった。
来年には卒業だけど、あの人に会いたいと思うあまり、出会った場所に向かっていた……
たどり着いた場所でほほを撫でる柔らかな風の感触は、あの時と同じ感触だった……
完
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