第4話 温室
街の指定公園の温室は、入り口のドアが開け放たれていた。やった! とばかりに中の色とりどりの鳥が逃げて、やっぱり寒い、と温室に帰ってくる。
ここの鳥に化けて潜り込み暖を取るのが趣味の魔女ヤガーを探したが、鳥達が案内してくれた先には、首だけになった鳥が眠っていた。年寄りだから、生首になる衝撃に耐えられなかったようだ。
眠る小さな鳥をくわえていって、近くの森に埋めると、鳥達が集まってきて、悲しい歌を歌ってくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます