#3 ML生まれ来て 消えなんとす
〝ML〟メーリングリスト って分かるかなあ
私の周りでは カセットテープどころかCD MDも
通じないんだから無理かも知れませんが
まあ ライングループのメール版(おばあちゃん?)
という感じです
いつから 始まったのかは知りませんが
私が初めて参加したのは 平成5年の事です
シナリオを勉強しているグループに参加していて
そこに プロットやアイデア提案 あらすじ起こし等の
発注が入ると 全員にFAX(これも死語か?)で
連絡が来て 手を上げた人が電話連絡を入れ あとは
各々が作品を出してコンペ 使われればなにがしかの稿料が
もらえる というシステムに MLが導入されたんです
画期的新システムでしたよ 当時は
こんな依頼が来てます→返信 やります→(詳細→原稿添付)個人間
→ 結果発表
総てのやり取りがメールでできるんですから
私も このタイミングで作品書き用ワープロからPCに
乗り換えて MLに参加しました
でも当時は つなぐ間中 カチャカチャと料金が上がっていく…
夜になって 会社が使わない時間になると 料金が安くなるけど
それを待ってつなぐ人が殺到して つながらない 動きが遅~い
送信終了を 5分10分待つのは当たり前
受信だって 途中で止まったりして 今の状況は夢みたいですよ
まして MLだと参加者の送ったメールを全部受信する訳だから
長いし 料金もかかる 中々大変でした
それでもMLは日の出の勢いで伸びて行って
ML自体から こんなグループありますよ 参加しませんか
のお知らせが届くようにもなり
その中で 同世代(当時アラヒィフ)限定のMLが仲間募集
しているのに参加したのが 2001年です
誤解を恐れてはいますが(言います) 当時は
個人用のPCを持っていて 自由に扱えて 料金払えて
いい年齢だけど 娯楽にも使える柔軟な人
となると かなり限られていて
オフ会などをすると 中々のメンバーが現れ
行事や旅行会・コンサートなどのオフ会企画も盛んにあって
日本中に散らばった お仲間を訪ねては案内してもらったり
各自がお持ちのリゾートマンションや別荘でのオフ会では
車持ちの方に送迎して頂き
60過ぎても 仲間とバーベキューからの花火なんてできて
(私は別荘も車も持ってませんけどね 但し割り勘は厳守でしたよ)
MLのおかげで 実に楽しい時を過ごしました
がその間にも時は移り 掲示板やFacebook Twitter などが主流となって
MLの運営から企業が次々手をひきはじめます
管理人さんの努力で 何度も本拠を移しながら続いてはいますが
移動の度に会員も減り 高齢化の影響も避けがたく
世代制限をかけたグループなので減る事はあっても
増える事はないんですわ
今は 全国区のオフ会はなくて 地域で集まる程度ですが
また ML移動の話も出ていて 消滅危惧がひしひしと…
20代までの青春期からの長いトンネルを抜けて ようやく出会った
50代からの 二度目の青春期を支えてくれたMLです
何とか 消えずにいて欲しいのですが
それにしても 平成に現れ平成に(ほぼ)消えるなんて
ものの寿命 短くありませんか?
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