主人公は、まるで鶴女房の昔話のように、妻と出会う。妻のセリフ「このお礼に何でも一つだけ言うことを聞きます」二人はめでたく結婚した。だが、主人公はしょうもない俗物だった。浮世離れした妻に飽いて、不倫をくり返す。そして、浮気の代償は……。主人公の俗っぽさと、この世を超越した妻との対比が見もの。