極左冒険主義者アジトにあった事件簿

草加八幡次郎ボロ家@リア充爆発しろ

机の上に常備されていたノート

第1話 現金輸送車強奪事件について

於:本部棟応接室

出席者(敬称略):

・クララ(記)、ロザ(司会)、潜


主題テーゼ

現金輸送車強奪事件について


弁証

ロ:これで結局誰が得をしたのか?


ク:持ち逃げしたカネを得た犯人グループも得をしている。これだけで動機としては充分ではある。


ロ:本物の白バイと警察手帳を用意してたのは思いつきとは思えない。


潜:この直前から急に増え、この直後なりを潜めた死者の出ない爆発事件との関連性が気になります。


ロ:被害にあった企業が原子力関係というのも気になる。原子力と言ったら石油資本に対する国際金融資本の秘蔵っ子


ク:偽旗か本命かのどちらか?


潜:いずれでもないと思いますが、国際金融資本の自作自演の筋が濃厚です。


ロ:どうしてそう思う?


潜:現金の盗難リスクを印象付け、登録総給振の利用者を増やせる。番号管理の銀行券は奪われた後も使う前に無効化出来る。現金の地位の相対化をはかり、金融サービスの優位性を刷り込むのが目的ではないかと考えるとスッキリします。


ク:ほぼ時を同じくして、兌換紙幣として現物との交換を保証してた大国が兌換拒否を宣言した。これらのことからも犯人は国際金融資本で間違いない。



結論ジンテーゼ

国際金融資本が、管理通貨制度への移行を促して自己の地位向上を目的とし事前の爆発物送付事件等周到で計画的な擦り込みの上起こした自作自演の社会的劇場型犯罪である。

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