やり直しの新たな能力
『クエストを達成しました。報酬をお受け取りください』
~報酬~
・中級魔法・結界魔法・やり直しのアップデート
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「おぉ!中級魔法だ!それに新しい魔法。でもやり直しのアップデートってなんだ?」
『やり直しに新たなスキルを付与します。アップデートしますか?YES・NO』
またちょうどいい時に機械音声さん、心でもあるのかな?それはいいとして、新しい能力か...
「悩むはずなくYESだね!」
『アップデートの許可を確認、スキル名【やり直し】のアップデートを開始します。アップデート中は意識がなくなるのでご注意ください』
「はぁ!?それはさきにいってよぉぉ」
そうして俺は公園のど真ん中で意識が暗転した。
☆
『アップデート終了。悠斗さん、起きてください』
「うぅん。頭にたんこぶできて...ん?今呼ばれた気が...」
『悠斗さん!ねぼけてないでさっさと起きてください』
ありぇ?なんか機械音声さんがアップデート前より流暢にしゃべるようになってる気がしてるんだけど...
『あ、言ってませんでしたね。私はあなたが所有しているスキル【やり直し】が作った人格です』
「な...なんだってぇええええ!?とはならないけどさ」
こんな都合よくガイドしてくれる機会音声なんてないから何かのスキルかな?とは思っていたけどまさかほんとだったとは...
「で、今回アップデートされた能力は?」
『今回付与されたスキルは【時止め】ですね』
「時止め!?めちゃくちゃ強いじゃん!」
『もちろん制約はありますよ。さっき悠斗さんはスキル【巻き戻し】を使っていましたよね?』
「そうだけど...て、見てたの?」
『ゴホン!その時にスキル名の横に使用回数が書かれてましたよね?それと同じです。まあ、【時止め】の場合は【巻き戻し】より少ないけど』
はぐらかされた...まあいいけどさ。
「それでも結構強いじゃん!次のエリアボスで使ってみよう。」
『使用回数は1週間たたないと回復しないので注意してくださいね。』
「わかった!まあそれはさておき、機械音声君、俺は今なぜか猛烈に腹が減っているのだがなぜだかわかるかね?」
『あ、また伝え忘れたけど、アップデートするにはエネルギーが必要だからね。多分【やり直し】にエネルギーが行ったんだと思うよ。』
「だから、それは先に言えよ!」
俺は腹がすきすぎで走れないのでよろよろと歩きながら家に向かった。その途中に何回か『大丈夫?』と聞かれたが、答えるほどのエネルギーは持ち合わせていなかったので、頭をコクンと下げてまたよろよろと歩いて行った。
『頑張ってくださいね!』
「誰のせいだと思ってるんだごらぁ!」
こいつ、結構ポンコツだな。
____________________________________________________________________________前回投稿したのが約2か月前のいくらです...すみませんでしたぁぁ。
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