狭量

 同僚が上の空で仕事をしていた。


 見るに見かねて声を掛けようとしたが、先に声をかける者がいた。


「定時で上がって飲みに行かない?」2つ年上の俺の憧れの女性だった。


 どうしてお前がと同僚に嫉妬の念が沸上がる反面、なんて心が狭いんだと自分自身に心底呆れる昼下がり。

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