選ぶ

見向きされない悲しみが

選ばれる喜びの裏に隠されている


選ぶときめきに昂って

捨てる罪深さを忘れている


全ての人とは契りを交わせない

誰かは必ず溢れてしまう


誰かを傷つけるくらいなら

誰も選びたくない


それでも誰かを好きになる自分が憎い

結局自分が一番可愛いのだ


善人のふりをして生きている

だからずっと独りなのだろう

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もう一つのノート ~枯れかけの桃色~ 蓮花 @renka_sousaku

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