不意打ち

貴方のあまりの可憐さに

上手く言葉が紡げない


少しはあると思っていた余裕も

後ろから突かれて吹き飛んでしまう


大人は大人しく


周りの目を気にする心も

私の言葉をせき止める


和を乱してはならぬという思いが

私の心を一層乱す


思考がまとまらない


待って欲しいとすら言えない


微笑むことしかできないのがもどかしい


立場も責任もなく

手放しに舞い上がれたあの頃に戻りたい

そんな気さえしてくる

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