第6話 10月23日 日直:高遠愛衣(たかとうあい)

今日は1時間目から学級会がありました。

昨日は学校がお休みだったのに、誰かが学級日誌にイタズラをしていたからてす。


はじめに羽山さんがみんなから疑われました。

理由は一昨日の日直の羽山さんだったからです。

私はそれだけで犯人扱いしてはいけないと思ったので、「イタズラされたページを羽山さんが書いたのかわからない」と発言しました。


それなのに、先生は「羽山さん以外にありえない」と言いました。

どうして先生はそんな事をいったんですか?


学級会の間、羽山さん怒ってずっと黙っていました。


結局、学級会では犯人がわからなかったので、帰りの会でも同じ話し合いをする事になりました。

その時も、やっぱり先生ははやまさんをはんにんだとして話しを進めていました。


私は昼休みの時に、羽山さんから聞いた不思議な話しをしたほうがいいと思いましたが、羽山さんが目で訴えてきたので言えませんでした。


昼休みに羽山さんは


「先生がイジメをしている」

「あの日記は三橋さんが書いたものだ」

「みんなも先生のマネをしている」


と教えてくれました。


私は三橋さんなんてクラスメイトがいないことを、羽山さんに伝えようとしましたが、羽山さんが真剣に話しをしてくれていたので言えませんでした。


すると、羽山さんは続けて

「三橋さんが泣いている」

「先生にも、クラスのみんなにも、ずっと無視されて泣いている」

「三橋さんと話しをして、遊んでいるのは俺だけだ

「あの日記は三橋さんが書いたに違いない」

と話しをしてくれました。


そのためか、私はずっと羽山さんが居ると言っていた、三橋さんの事が気になっていまく。


先生、本当の事をみんなに教えてください。


【先生より】

今すぐに羽山さんから聞いた話はわすれてくださいそれと、『三橋』の事は絶対に誰にも言ってはいけませんよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

学級日誌 遊bot @asobot

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ