第8話
な、何だと!?「か〇は〇波」が不発だと!?そ・・・そんな馬鹿な・・・
俺は自分の両手を見つめる。体中に漲った「力」は、まさか気のせい?ええい!そんなはずはない!!
「テク〇クマ〇コンテク〇クマ〇コン!!」
「マハ〇クマハ〇タヤンバラ〇ン〇ンヤ!!」
「ピ〇ルマピ〇ルマプリ〇ンパ!!」
「シャ〇ンラ!!」
指先に力を籠めながらドラゴニュートに向けて、思いつくまま呪文を唱える。
・・・畜生!!どれも不発だ!!
魔法とはイメージ力だろ?現地白いモジモジくんが魔法使いなら、俺が出来たっていいだろ?魔法少女じゃダメなのか?
「めら!!」「べぎらま!!」「いおなずん!!」「らりほー!!」「ほいみ!!」「ぱるぷんて!!」
「ふぁいら!!」「さんだが!!」「くえいく!!」「あるてま!!」
何を唱えてみても、何も起こらない。ゲーム系もダメか・・・いや、諦めるのはまだ早い。
「ア〇クタラサンミャク〇ンボダイア〇クタラサンミャク〇ンボダイ、レイン〇ーダッシュ〇ブン!!」
「スイッチ〇ン!ワン!ツー!ス〇ー!!」
「へんし~ん・・・ぶいすりゃあっ!!」
「蒸着!!」「赤射!!」「焼結!!」
変身もできないのか?古いからいけないのか?
「たか!とら!ばった!た・と・ばっ!たとばたっとっばっ!!」
「しゃばどぅびたっちへんし~ん、しゃばどぅびたっちへんし~ん」
変身ベルトとオー〇メダルや指輪がないとダメなのか?全部振り付け変身ポーズも完コピしてるんだぞ!!
こうなったら最後の手段。巨大化してやる。
俺は顔の保護メガネを一度外す。
「デュワッ!!」
掛け声とともに保護メガネを着ける。ルルルルルルルル~。効果音を脳内再生しならポーズを決めた・・・
あ~、うん。薄々わかってはいたんだ。・・・変身なんか、できっこないってこと。
でもさ~、やっぱ男のロマンだよね、変身とか魔法とかってさ。
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