第4話 試験対策の教材を買わず、基礎知識だけでどこまでいけるのか


4、なにごとも基礎が大事だっていうしね!


 試験対策の教材を買うのはやめて、ユーキャンで学んだ基礎知識のみで試験に挑むことになった私。


 市販の問題集などを買うという手もありましたが、今さらほかの教材に手を出しても、逆に混乱してしまって良くないだろうということで、教材を追加することなく、ユーキャンで基礎を繰り返し学習することになりました。


 あ、そうそう。最近はYouTubeの動画でも、宅建受験生向けものもがあるらしいですね。そういうものも全く見ることなく、ひたすらユーキャンのテキストを読み込んでおりました。


 ちなみにユーキャンの指導は、

「テキストを読み込むより、過去問を繰り返すのが大事です」

「テキストを丸暗記しなくていい。大事なところだけ覚えましょう」

 というものでした。


 私も9月はじめごろまでは、言われたとおりに学習していましたが、ラスト1カ月は勉強方法を変えました。テキストや過去問解説の細部もできるだけ暗記するようにしたのです。

 それでも、たとえテキストを100%暗記できたとしても、基礎知識だけで受験者の上位17%に食い込めるかどうかわからない……不安でした。


 宅建の試験は、成績のいい順に上から17%ぐらいまでが合格できるという、相対評価式の試験なのです。みんなが笑える世界ではないのが辛いところ。……人の涙を吸って咲く花……なんでこんな非情な仕組みなの……。



 勉強ばっかりで遊べないストレスもあり、試験そのものへの不満もたまっていきます。ゲームがしたいよ~。



(次のページにつづく)

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