こよみはまわる

先に朝が生まれたとするのなら

勝ちを譲ったのは夜闇の方で


友と争うことこそが

引き寄せた縁を暗く染めると


先ず共にある星々に

負けより尊い価値があれば吉兆


仏頂面の似合わぬ光明に

滅私の心があったのならば


大衆が求めた朝は きっと暗く

安らぐ朝露の音は きっとなかった


赤く昇った厚顔が 46億の時を経て

口にすることは変わらない



今年もまた 一緒にあそぼう



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