まっすぐに線が引けない小熊はなんだって描ける

まっすぐ と まる

あなたのにぎるクレヨンは

このおおきな白い画用紙の

端から端まで届かない

まっすぐ書いたつもりの線が

まるみを帯びてのぼってく


ほら 色をかさねて虹になる

願いをこめればながれ星


書きたいあなたが描くのは

忘れてしまったあの日の魔法

呪文なんていらないね

このおおきな白い画用紙に

わたしが知らない魔法陣


ほら 白い世界の夜が明けたね

あくびをすれば夕暮れに


端から端まで届かない

はるか無限の魔法使い


口をとがらせ描くのね

あなたはとってもまっすぐだから






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