第39話 3人目が必要なのよ...
という訳で私とルミナスはランジェリーショップに来ているのよ。
「Oバックってこれなの…」
これ下着なのかな…
ほぼお尻丸出しじゃない。
凄いな…
こんなのリヒト以外に絶対に見せられない。
まぁ、リヒトの為なら買うし着るけどさぁ…
「ルミナス、もう決まった?」
「紫のスケスケってスケスケってこれなの?ううっ流石に恥ずかしいわ」
「ルミナス、買わないなら買わないで良いよ!だけど私は買うし着るよ!凄くない、Oバックに似たブラも見つけたんだけど、穴が開いていて乳首から乳輪までが縦に丸見えなんだ。女の私から見てもエロイわ…これ」
「カルミー、それ買うの?着るの?!」
「あはははっ、かなり恥ずい! だけどリヒトが望むなら私は着るわ!ルミナスは着れないのかな?」
「煩いわよカルミー着るわ!これじゃ刺激が足りないわね、こっちにする…」
相変わらず生真面目でムキになるわね…
面白いから良いけど、あれ紫でスケスケ…
それだけじゃ無くて…
あのまま受け入れる為なのかな…
股の所に穴が開いているし…
ブラもスケスケだけじゃなく乳首の場所に穴が開いている…
かなり凄いわね。
「確かに、それなら私より凄いわ」
「うん、じゃぁこれにしちゃおう、うん決めたわ」
多分、後で着て顔を真っ赤にするんだろうな…
まぁ面白いけど。
「そう、それじゃ買おうか」
店員に差し出し会計しているルミナスの顔が赤くて面白い。
果たして、それリヒトの前で着られるのかな…
楽しみだわ。
◆◆◆
ルミナスに誘われて近くのカフェにきているわ。
「あの、三人目の事なんだけど…」
「また、その話? 私もリヒトと一緒で要らないと思うよ? あそこ迄愛してくれるリヒトに他の女を抱けなんて言いたくないし、他の女を抱いて欲しいなんて思わないわ」
「あのね、それは私も一緒よ…だけど、どうしても3人目が必要なのよ! 解らないの?」
「解らないわ!私は人数が増えるのは嫌だ、正直言えば独占したい位なんだ」
「ハァ~ 私だって一緒よ!だけどそれじゃリヒトくんに悪い噂が出るの…それが嫌なのよ」
「悪い噂? どう言う事だよ…」
「貴方も私も石女、それが真実だけど…誰もそう取らないわ…」
ルミナスの言う事には私とルミナスが石女だから、妊娠しないし子供が出来ない。
それが真実だけど…
世間的には妻を2人も娶って妊娠しなければ、それは男のせいだととられる可能性が高い。
そうすると、リヒトは元が人気者だけに僻んだ男に裏で『不能者』『インポテンツ』『無精子男』と陰口をたたかれたり、馬鹿にされる可能性がある。
そういう事だった。
「それって重要な事なのか?」
「そうね…『カルミーの奴女として終わっているよ、妊娠一つ出来ないんだぜ、そんな奴女じゃねーよ』これ聞いてどう思う?」
「スゲームカつくわね」
「これと同じ事をリヒトくんが言われるのよ…嫌じゃない?」
そうか、確かにそう言われる可能性もあるのか...
「嫌だな…」
「だから三人目が必要なのよ…リヒトくんが『女を妊娠させられるちゃんとした男』それを証明する為にね」
「そう言えばルミナスは昔、姑さんに『まだ子供が出来ないのか』そう言われていたよな…あれか…」
「まぁ、魔族との戦いで旦那や姑が亡くならなければ、きっと石女がばれて離婚させられていたかも知れないわ!私の事は良いの…本当の事だからね…リヒトくんは良い人だから、原因が私達であっても、それは絶対口外しないわ…だからこそちゃんと妊娠できる3人目が必要なのよ」
確かに…ルミナスが言われていた事を考えたら必要なのかも知れない…納得だわ。
「それじゃ仕方ない、悲しいけど若くて可愛いい妊娠出来る女奴隷でも買うか…」
「カルミーあんた馬鹿なの…私や自分の事を考えなさいよ…年上の女性が好きなのは確定じゃない…外見の好みが解らないのよ…私とカルミーは外見が全然違うし…性格も全く違うじゃない? だから、年齢が20代後半から30代前半これは確定…そこからが解らないわ」
「まぁね…その子供の頃から全部含んで、好きになったのはルミナスと私だけ、あれだけカッコ良いんだから絶対に付き合うチャンスは山ほどあった筈なのに…」
「その辺りはもしかして子供の頃に両親を亡くしたのが原因かもしれないわね」
「まぁ、リヒトはまだ15歳…ゆっくり探せば良いんじゃないか」
「そうね」
3人目か…これじゃ反対するわけにもいかないわね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます