何でもいいから読ませてと言ったな?~自主企画なんて!自主企画なんて!~

秋犬

自主企画でやらかした人の話

諸悪の根源は「雑」

 その日、犬は血迷った。


「人の作品を読めば勉強になることはわかってる。しかし、これと言ってこういうのが読みたい、と思うほど読みたいものもないのだよな……せや!」


【企画名】

 何でもいいから読ませて


【本文】

 文字数は~15000字まで。


 必ず完結してること。

 ジャンルは小説のみ(エッセイ評論韻文等不可)。


 条件にあったものはなるべく感想つけます。

 カモン。


【URL】

 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330665108225528


「あとは投稿して、と……」


「しめしめ、これで適当な作品に適当なコメントを返す構造が出来たぞ。これで自分を追い込めるぞ!やったね!」


 そして犬は後悔する。


「参加数……85!?」


 最終的な参加作品数は113。しかしこれはコメントもらって抜けた人などを数えていないため、作者体感だと140作品くらいは応募してきたんじゃないかと思ってる。


 玉石混交、いろいろ取り合わせの作品。様式もジャンルも全てがごちゃごちゃ。指定しなかった奴が悪い。まず諸事情により作品を機械的に読んでいくことすら難しい。


 物事、雑に始めた奴が大体悪い。すべての責は我にあり。ゆえに、我は苦難の道を歩かんとする。


「やったろじゃないの!?」


 こうして頭のハードな筋トレが始まったのでした。

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