第15話 プリンスの日常1日の終わり

 4歳児の俺はゴブリン(半分ゴブリン)なのに、何故か噛む力が弱く、柔らかめのパンと主菜を用意して貰っている。

 モグモグと少しずつゆっくりとしか食べられない。ふと見ると母上と叔母上がじっと俺の食べる様子を凝視している。

 二人は俺の左右に近寄ってじっと見ていたが、すきをみて、口元に食べ物を運んで食べさせようとする。さほど熱くないのにフゥフゥ冷ましている。

 そしてうるうるした目で見つめている。某消費者金融のCMでチワワの目に魅せられて、衝動買いして家に連れて帰る、あの俳優さんのめである。

 その後、歯磨きと入浴であるが……。読者の想像におまかせするが、その想像したものの100倍酷い地獄と思って良い。最悪である。

…………。

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