第4話 ゴブリン

 その世界では、魔物はおそれられていたが、単純に個体として強力な魔物の実数は少なく、それらは魔素の濃いエリアから魔素の薄い都市部まで出てくることは稀であった。それよりも数と繁殖力に勝る魔物化した野獣や弱い魔物の脅威度が高かった。

 ゴブリンの脅威は、その繁殖力に加え、高位ゴブリンの誕生が珍しくなく集団化し知的にも優れ、人里に現れやすく、格上の魔物を魔物領域から追い出すことで大きな被害をもたらすことによる。

 高位のゴブリンは魔素を乱す働きをするらしく高位ドラゴンも嫌がることで住みかを追われることがある。

 人族との交配が可能なことも知られており、特異的な子ゴブリンが生まれやすくなる。

 劣悪な環境に対しても適応力が強い…など脅威度は、最悪といえる。

 

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