第16話…有給もらった

そのまま明朝まで寝てしまった。

なんか 体がだるいな…

熱がある…


会社に電話して有給をもらった。

スウェットに着替える前に

温タオルで体を拭いた。

ポカリを飲んだ。


もんちゃんからメールがきていた。

熱があリ有給をとったことを伝えたら

電話がなった。


もんちゃんからだった。


「もしもし…」


「りな 大丈夫か?」


「大丈夫ではないよ…熱でフラフラしてるからタクシーで病院に行こうと思ったんだけど…歩くのもやっとでさ…」


「そうか…母ちゃんが看病しないといけないと言ってるから

今からそっちに向かう。そしたら病院に連れて行くから待ってな。」


「いいよ。一人で行くよ。」


「熱、何度だ?」


「39度」


「まじか?一人で行くなよ。待ってろよ。ちょっとずつでいいから水分補給してろよ。またあとで」


電話が切れた。


10分後…玄関チャイムがなったけど

玄関まで歩くこともできない。


もんちゃんに電話して隠してある鍵の場所を教えた。

その鍵を使って玄関を開けてくれた。


「りなちゃん病院に行こうな。

バックの中に保険証はいってるか?」


「おばさん…わざわざありがとうございます。はい…はいってます。」


「りな。辛そうだな…立てるか。俺につかまって歩けるか?」


「無理…」


はじめ、りなちゃんをおんぶして車まで行きなさい。

私は荷物を持つから。」


「ほら…りな…おんぶするから」


「ごめんね…」


「いいの。いいの。りなちゃん大丈夫だから。」


もんちゃんにおんぶされ車に乗せられ

病院に向かってもらった。



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