第4話 『工事』 その2
ああ、しかし、その工事は、お品書きよりは、難しかったのです。
といいますのも、組み立てるパーツは、実際におもちゃのブロックそのものみたいに、小さくて、軽くて、簡単です。
でも、ブロックと違うのは、サイズが小さければ、確かに住めるようなものなのです。
良くできた、プラモデルというべきでしょう。
ところが、ここには、強敵がいたのです。
それは、ある種の、鳥さんでした。
鳥といっても、実際はちょうちょうより小さいくらいなのですが、そいつが、ブロックに体当たりしてくるのです。
積み上げかけると、何処からともなく現れて、ブロックを崩すのです。
まるで、おじさんようの、賽の河原、みたいではないか。
しかし、りすくんは、優しく慰めてくれます。お給料は、それでも、ちゃんと出るんだとか。
完成することが、目的ではない❗
お給料が出ることが、大切なのだと。
それが、仕事なのだ、と。
🦜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます