寝相

 私は寝相が悪いので、たまにベッドから落ちることがあります。


 その日、私はベッドの上で目覚めました。

 しかし、旦那は、私がベッドから落ちていたと言うのです。


「私ベッドで寝てるじゃない」


 反論する私に旦那が告げました。


「落ちてたからベッドに戻しておいた」


 ベッドから落ちても起きず、再びベッドに戻されても起きない私。

 これは、もはや寝相どころの騒ぎではありません。


 色々と考えることはありますが、まず、しなくてはいけないことがあります。


 そう、忘れてはいけません。


「旦那、疑ってごめん」

「そして、ありがとう」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る