スペース炭鉱夫による成り上がり

第62話 軍事要塞

大型輸送船を5隻まで増やした結果、毎週7億5千万クレジットが手元に入って来るようになり、貯蓄は増え続けている。その分ランニングコストも増えているけど給与の支払いに支障が出ることはないだろうな。

【ヒノマルサイクツ従業員一覧(アキラ＋部隊長6人＋隊長17人＋護衛30人＋製造部隊隊員17人＋輸送部隊隊員4人＋戦闘部隊隊員128人＋128人＋200人＝531人)】

リーダー:アキラ

護衛:30人(移乗攻撃部隊を兼任)

製造部隊　部隊長:アリアーナ

製造部隊隊員数:17人

輸送船部隊　部隊長:フィア

輸送船部隊隊員数:4人

採掘部隊　部隊長:トーカ

採掘部隊隊員数:採掘隊員5人×6部隊＝30人

第一採掘隊　隊長:トーカ(兼任)

第二採掘隊　隊長:ミクナ

第三採掘隊　隊長:シムニ

第四採掘隊　隊長:シーラ

第五採掘隊　隊長:ゴールディ

第六採掘隊　隊長:ナナ

第一戦闘部隊　隊長:シルフィ

第一戦闘部隊隊員数:巡洋艦乗組員20人＋駆逐艦乗組員10人×6隻＋戦闘機乗り8人×6隊＝128人

第一戦闘隊　隊長:サンディ

第二戦闘隊　隊長:サンゴ

第三戦闘隊　隊長:サンシ

第四戦闘隊　隊長:シシ

第五戦闘隊　隊長:トミ

第六戦闘隊　隊長:フタエ

第二戦闘部隊　部隊長:イザベラ

第二戦闘部隊隊員数:巡洋艦乗組員20人＋駆逐艦乗組員10人×6隻＋戦闘機乗り8人×6隊＝128人

第七戦闘隊　隊長:トーナ

第八戦闘隊　隊長:シーナ

第九戦闘隊　隊長:フタミ

第十戦闘隊　隊長:サンマール

第十一戦闘隊　隊長:トイチ

第十二戦闘隊　隊長:ニノ

第三戦闘部隊(空母戦闘機部隊)　部隊長:イチカ

第三戦闘部隊隊員数:200人

今は毎日稼働日扱いしているため、隊員が1日5000クレジットで隊長は1万、アリアーナを除く部隊長は2万クレジットの賃金。計算すると1日に284万クレジットぐらいが飛んで行っている計算になる。……あれ？どう計算してもやっぱり賃金安いよな？

スクラップ船はテラニドカンパニーから買っているけど戦闘機だと8万クレジット、駆逐艦なら80万クレジットぐらいの価格のため、幾らでも買い取れるしネルサイド協定はどんどん頑張って欲しい。……スクラップの方の利益もそれなりに出ているけど、やっぱり大きいのは船体部品までの一貫製造が出来ていることだろうな。

元々ステーションには工場を動かすためのエネルギーを作りだせるソーラーパネルのような発電施設が増設されており、溶鉱炉の方もそれで動かしているためエネルギー代というのはほとんどかからない。移動を停止しているなら空母のブラックホールエンジンからエネルギーの流用も出来るし燃料代がかかるのは普通の艦船や戦闘機だけだな。

「……軍事要塞建てる前にボーナス配っておこう」

「また全従業員に5万クレジットのボーナス渡すってどういう金銭感覚してるのよ……！」

何というか、この利益を独り占めするのが怖くて結局ボーナスとしてばら撒いてしまう。……来週は制服代で結構な金額が飛ぶ予定だから控えめになるだろうけど、来週は来週で売上金入って来るからなあ。

「アリアーナは特大型建築艦をもう1隻手配して軍事要塞の建設に着手して。

この星系手放す気ないし」

「前に見たレプリコンの大規模規な艦隊から星系を守り抜く要塞なんて累計数百億クレジットかかるわよ。

……一応その元となる要塞なら建築出来るわね」

「なら着工しといて」

儲けた金で、軍事力を強化し続けるわけだけどレプリコンの大規模艦隊はどうなっているのか気になる。あの規模の艦隊、ネルサイド協定ならギリ跳ね返せそうなんだよな。

シレーネ星系にいた戦艦2隻はかなり重装甲で性能良さそうだったし。ラドン連邦への侵攻をしていた艦隊と合わせれば戦艦は3隻になり、駆逐艦の数では圧倒的にレプリコンを上回る戦力となる。

それに、シレーネ星系付近にレプリコンの大規模な艦隊が発生したらパラディ社もシンカー解放戦線も警戒度を強めたり、他勢力と協力して叩く可能性も結構期待は出来る。一応人類共通の敵ではあるからね。

……ただ、あの規模の艦隊が複数あって、それが集結していたらネルサイド協定は蹴散らされるだろう。シレーネ星系の星系基地が陥落した様子はないから大丈夫そうではあるんだけど動向は注視しとこ。

「あ、そうだ。テラニドカンパニーから特注のミサイルが届いているわよ。

……爆発しない上、無誘導の安いミサイルって何に使うの？」

「そのまま使うけど？ちゃんと爆発するミサイルも買ったでしょ」

「……今凄く悪趣味な使い方思い付いたんだけど」

「安心しろ。その悪趣味な使い方はまだ一般的だ。どうせ同時にばら撒くとか考えてるんだろ」

「違うの？

あと特殊な戦術使うならイチカと相談しなさいよ」

完全に秘書となっているアリアーナと色々話した後は、若干アリアーナにお株を奪われて不貞腐れているフィアに悪巧みの相談。テラニドカンパニーから購入した空のミサイルについて、大型輸送船に積めるだけ積むよう指示を出しておく。