日本文学

平安文学

第114話 日本霊異記(景戒作)

書かせていただきます。


【簡単な作品紹介】

日本における最古の仏教説話集。

日本霊異記は通称で、正式名称は日本国現報善悪霊異記。

猫の記述が出てくる最古の作品としても有名。

上中下3巻で116条の話が収録されている。


【数行で読める、あらすじ】

短編集的な内容なので、割愛。


【作品の特徴】

短編集ような形式で、人間の善・悪の行為はその現世の身に善・悪の結果をもたらすという因果応報をテーマとした作品が収録されている。

作中の内容を読んで、それを教訓として善行を勧め,ともに極楽往生しようと読者に呼びかける内容。

説話の年代は5世紀後半の雄略天皇の代から嵯峨天皇の代の822年までで、ほぼ年代順に並べてある。日本仏教史を説話集という形で試みた面もあるらしい。


【作品の見どころ】

共通するテーマがありつつも、バラエティに富んだ題材や舞台が見どころ。

舞台となる地方は上総,信濃から肥後まで約37ヵ国に及ぶという膨大なもので、登場者も総勢200人。貴賤、職業、男女を問わず、充実している。

かなり魅力的な本と言えると思う。


【豆知識】

本作は猫の記述が出てくる本としても最古とされているのだが、作中では狸の文字が使われている。

これはなぜかというと、平安時代までは狸と書いて山猫の事を指していたためらしい。

鎌倉時代以降から、『たぬき』のことを狸を書くように変化したと言われている。

文字の変容の歴史を探る材料としても、興味深い本だったりする。



【終わりに】

今日の解説は、こんなところかな。異論や反論や要望があれば、感想に書いてね。加筆修正しますよ。


ちなみに、記事の内容や、取り上げる作品は、私の独断と偏見が強いので、あしからず。


それじゃ、今回はこんなところで、さよなら、さよなら、さよなら。






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