3 文明の循環(サイクル)が分かれば、技術と政策の理由がわかる!

図3:文明発展図

https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16817330665304061556


科学・技術が進むと、

社会活動は拡大・省力・複雑・加速化します。

そこで制度・政策もまた、

必要とあれば大勢で動くが、衆知も活かせるよう、

国際化・全地球的統治グローバル・ガバナンスなど広域化と共に、

民主化・自由化・地方分権・人権保障など分権化します。


そうした文明の循環サイクルによって、

これまでも国家の発展や民主化が進んできましたし、

今では国連がSDGsへの参画を、

会社や市民にも呼びかける時代となっています。


また、農業時代の文明では工業時代の豊かな生活や、

情報時代の便利な生活ができないように、

ある技術水準で様々な政策を極めると、

その限界を越える新技術の導入政策が必須となります。


農耕は文明を生み、動力は世界に広げ、

電算による効率化は地球的限界到達の衝撃を和らげました。

しかし人類はまだ、SDGsが求めるような、

資源・環境問題の改善や経済・社会的利害調整、

保健・教育の増進、政策の広域化や分権化による、

惑星文明の持続的発展を見通せてはいません。


一方、問題を解決できる新技術も生まれつつあります。

文明の発展段階を分ける画期技術は、

①新分野を拓く新規性と、

②多くの他技術を高める多能性を持ちます。


AIは因果法則の発見・活用を支援して、

新素材・動力、知能ロボット、生物工学、

IoTインターネット・オブ・シングスとビッグデータ処理、

先進医療・教育など多くの実現技術を通じ、

人工物と自然物の障壁を除いて持続可能性を高める、

新たな画期技術として注目されています。


AIを中心とする次世代技術は、

(体内含む)自然・社会環境に優しいかたちで、

医療・教育を含む革新的技術の開発や

利害調整を含む人的役務サービス代行を可能とし、

全分野の課題解決に役立って、

文明の持続的発展を叶えます。


それゆえSDGsの実現には、

英・米国の産業・情報革命のような、

AIを中心とした次世代技術の導入政策が

不可欠となります。


そこで世界の技術革新の一翼を担う我国でも、

農業・工業・情報社会に続く

AI社会を作るSocietyソサエティー5.0や、

行政から経済・社会活動に向けて

情報社会完成とAI社会建設を広げる、

DXデジタル・トランスフォーメーション政策が生まれました。

 

国連もまた、AIの適正利用と共に、

デジタル化によるSDGs推進の重要性を認めています。

スマートグリッド、スマート/スーパーシティ、

マイナンバー、データヘルス、EdTechエドテック活用、

デジタル・ガバメントなど他の様々な国内政策も、

新技術でSDGsを叶えるための政策といえます。


国際的な官民協働の総合政策SDGsに加え、

AIを中心とした次世代技術が重視される理由も、

技術→社会→政策→技術……の順番で変化する、

文明の循環サイクルの必然であると説明できます。

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