第56話

「ネジマーっ」

アジタが大声を出して

ネジマに駆け寄った。

「短い付き合いだったなあ、兄弟」

ネジマガ情けなさそうな声を出した。

「何、言ってるんだ。こんなの

かすり傷じゃないか」

アジタがそういうと、

「そうでもなさそうなんだ」

と言って、大出血している

腹をネジマガ押さえた。

「ネジマ、しっかりしろ」

宋徳治も駆け付けた。

「これがほしいいんじゃないのか」

まどかが嘲り笑った。

「くれてやる。どうせつけても

たいして戦闘能力はあがるまい」

「化け物―っ」

「ひひひひっ。

「本物のまどかちゃんをどこにやったーっ」

アジタがサイボーグに向かって

突進していった。


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