第39話

ハルスブルグの砲弾が

ネジマの顔面に炸裂した。

ネジマガ砲弾を

顔面で受け止めた。

「ぐおーっ」

ネジマガ雄たけびを上げる。

ネジマは踏ん張って

倒れなかった。

「まったく、どういう体

してやがるんだ」

宋徳治が呆れたように

声を出した。

「じゃあ、おまえ、やってみろ」

ネジマが宋徳治を挑発した。

「それでは、ちょっと参加

してみますか」

宋徳治がひらりとハルスブルグの前に

立った。

砲弾が飛んでくる。

宋徳治はそれを

指でつまむと、そのまま握り潰した。

「器用なやつだな」

アジタが感心したように言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る