第36話

(人工知能搭載巨大戦車 ハルスブルグ)

「ハウスブルグ」

アジタがスカウトマンにたずねた。

「そう。人工知能を搭載した巨大戦車。

我々への刺客じゃよ」

スカウトマンがお茶をすすった。

「そもそも、なぜまどかちゃんが

奴隷市場に売られていったのか、わかるか」

「いや」

「まどかちゃんには宇宙を自由自在

に動かすような秘められた力が存在

していたんだ」

「まさか」

「その力を恐れた闇の裏組織が

まどかちゃんを幽閉したと

こういうわけなんじゃ」

スカウトマンがまたお茶を啜った。

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