第18話

「オレも少し協力するぜ」

ネジマガそう申し出た。

「って、おまえ、バズーカだけが取り柄なんじゃ」

アジマがそういうと、

「ばかいえ、オレはローキックで小学生のとき

一等賞を取ったことがあるんだ」

「頼りになるんだか、ならないんだか」

「アジタ、ともかくオレに向かって

蹴って見ろ」

「脛が折れてもしらねえぞ」

アジタはそういうと、軽くネジマの左脛に

ローを叩き込んでみた。

「ウわーっ」

アジタの足に激痛が走った。

脚が折れたのはアジタのほうだった。


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