第10話
「もうすぐ、一匹の怪物が
地球からやってくる」
「どんな」
「クエシマという係長だ」
「ゲッ」
タジマは心底驚いた。
まさかクエシマが怪物に
なっていようとは。
「それで、どうするの」
「オマエが退治するんじゃよ」
「そっ、そんなこと」
「できる。古物商で貰った一個目の脛あてで
ローキックを練習すれば」
「でっ、でも」
「そのかわり練習は厳しいぞ」
スカウトマンがキッパリと言い放った。
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