Dissocionym(仮題)

片坂 果(千曲結碧、他)

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「第7種(仮称)に関する参照事項について」

→2000(1999?)年、初観測。

→1995~2005年、拡散初動と予測。

→ヒト型や流動型等の複数種存在を確認。

→拡散初動以前は国内非都市部に複数コミュニティを形成していたと推定される。

→現存する完全な先天性の個体は認められず。また、ヒト以外の生命からの発生・拡散も同一と追記。

→現在の拡散総数は起源未確認を含め約200万人、交配による拡散は約5万人、個体での拡散と融合個体による拡散はそれぞれ約30万人である(推定)。

→伝承にて魅了と表現される現象の詳細は互いの心証を理解しあう限定された精神同期を目的とした、肉体の一部との同化と拡散である。つまり精神的な相利共生を目的とした行動である。発せられる脳細胞等はひとの感覚では「香り」として認識される。

→第7種は生得まほうを持っていない。

→分割拡散の副次効果として虹彩・水晶体から発せられる微細な光にはパターンが存在する。諸説あるが、交配時にのみ発生する効果である為行動原理は求愛であるという見解で一致している。


「第3種(仮称)に関する参照事項について」

→2000(1999?)年、初観測。

→1995~2005年、拡散初動と予測。

→ヒト型や四足生物型等の複数種存在を確認。

→拡散初動以前は国内非都市部に複数コミュニティを形成していたと推定される。

→現存する完全な先天性の個体は1人。また、ヒト以外の生命からの発生・拡散は四足生物型が約5万人。

→現在の拡散総数は起源未確認を含め約50万人、交配による拡散は約5万人、個体での拡散と融合個体による拡散はそれぞれ約30万人である(推定)。

→第3種は生得まほうを持っている。

→魂を癒す角を持っている(諸説あるが、第3種は魂を基とした存在が生物であると認識しているので上記のように説明される。なので書物によっては『肉体を癒す角』とも表現される)。感情を正確に読み取れるのはその副次効果の一種である。



「メリーさん」(メリーさん、賽の河原)

少女たちが幼少の最中に想像した存在しない友人の幽霊、その集合体。

電話では耳から、手紙では皮膚から侵入する。

逆探知するように電話を用い、指定した対象のいる場所に物理障害を無視して移動もできるので「メリーさん」の基へ方法次第では対象本人を転送することも出来る。

左手の小指か右手の薬指の何方か、またはその両方に指輪を着けた跡の様な線状の石化をするのが初期症状。両方の指に憑き終わると「メリーさん」そのものになる。最終的にその指は氷の様に崩れ、増殖の役割が与えられるが自我は消失しない。

漠然とした幸せへの恐怖を持つ者に現れる。

ひとりじゃない事を確かめたかったという瑕の舐合い。

→完全な恋愛成就の為にひとのかたちを捨てる者もいる。



・他


物理現象として転生体への定着が遅れて外気中に漂う他元世界(毎秒単位で多層状に増幅する世界群。総数は不明であるものの規定されている並行世界にそれぞれ存在する。)の生物が寄り、辿り着かぬようにする神経毒(これも各世界に存在する)。をフィルタリングし完全にこの世界の一部になる設定をする間の隙を縫われ、上書きをされた。

それを決定づけたのは色魔を疑似的に再現している彼女と交わりを二度も重ねた事にある。彼女にとってはスキンシップのつもりだったが過程の順序から肉体は食事であるとし、しかも半端なまま終了した。

本来命ごと生命力を喰べやすいように奪い取る術式だった所有権の取得と移譲だけが残り、そして上書きをされたこちらは愛情の一部であると錯覚した。


 知識として知ってはいても心の底では私は彼女を外見から人間であると誤認し、肉体の繁殖機能も彼女を心を受け入れてくれる存在であるとした。

つまりサキュバスも魔法も、異世界という概念でさえも虚構である。自分は幻覚を患っていて、関わっている者は皆そう振舞っているのだと思い込んでいたからこその誤作動(それでいて前世とかはあると思っている)。

その後情報の交換が成され具体的な人生経験、専門用語等を理解した。当時は情報量から口調といった不具合が生じていた。

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