第6話 未来への一歩

夏の終わりが近づき、学校の廊下も秋の足音が聞こえるような静けさが広がっていた。ミナとレオは、それぞれの部活の活動も一段落し、日常の生活に戻っていた。


ある日の放課後、ミナはレオを校庭に呼び出した。彼女は彼に一つ、大切なことを伝えるためだった。


「レオ、実は…来年、アメリカの大学に留学することになったの。」彼女の声は、決意と少しの寂しさが混ざっていた。


レオは少し驚いた顔をしたが、「それは、すごいことだね。」と笑顔で応えた。


「うん、でも、レオと離れるのは寂しいな…」ミナは少し涙ぐんだ目で彼を見つめた。


レオは彼女を抱きしめ、「大丈夫、ミナ。君がアメリカで頑張っている間、僕もここで音楽を続けるよ。そして、君が帰ってきたら、また一緒に歌おう。」と約束した。


夏の終わり、ふたりは学校の屋上で、遠くの夕日を見ながら、未来への一歩を誓い合った。新しい道を選んだミナと、彼女を支えるレオ。二人の青春の物語は、これからも続いていくのだった。







あとがき


「部活の恋、夏の約束」を最後までお読みいただき、心から感謝申し上げます。


この作品を通して、青春の瑞々しさや、初めての恋の切なさ、そして夢への一歩を踏み出す勇気を描きたかったと思います。ミナとレオの物語は、多くの若者たちの日常の中にあるかけがえのない瞬間や経験を反映していることを願っています。


読者の皆様の心の中に、この物語が少しでも響いてくれたら幸いです。今後とも、様々な物語を通じて、皆様の心に届けられるよう努力してまいります。


最後に、再びの感謝を込めて。

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「部活の恋、夏の約束」 シュン @sunnsusu

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