第7話 幼馴染の後悔 冬乃視点

 ――春人が人気ライバーと仲良くなった一方その頃。


 春人に嘘告した冬乃はというと……


「うう、最悪! なんで春人がバズって……」


 チッっ、冬乃は舌打ちした。


 春人が人気ライバーの水晶マリルを助けた配信。

 もう100万回再生を突破していた。


「あり得ない、あり得ない、あり得ない! 冴えない陰キャの春人がバズるなんて!」


【配信コメント】

「イケメンすぎる」

「抱いてほしい」 

「神」

「どこの学校?」

「春人様好き

 ¥20000

 愛してる」


 春人を褒めるコメントが追いきれない速度で流れていく。

 

 一方、冬乃の嘘告動画には、


【配信コメント】 

『嘘告とかクズすぎ』

『春人様を傷つけるの許さない』

『キモい』

『冬乃ブスwww』


 アンチコメントで埋め尽くされていた。


「なんで名前まで特定されてんのよ……」


 ブルっと冬乃の背中が震える。 


 バッドボタンの数は10000を超えていた。


「あたしの登録者数が、どんどん減っていく」


 1日で登録者数は500人も減っていた。


「ウソ! 収益化も剥がされた……」


 アンチがZtubeの運営に通報しまくったせいで、冬乃のチャンネルは収益化を停止された。


「クソ・クソ・クソ! 春人のせいだ!」


 絶望的な状況。

 このままでは、学校にもネットにも居場所がない。

 

(あ……! いいこと思いついた!!)


「春人はあたしのこと好きだから、形の上だけ付き合えやればいいんだ。バズった春人になれば、ライバーデビューできるかも!」


 冬乃から「付き合ってあげる」と春人に【告白してやれば】、喜んで受け入れるに【違いない】。

 

「あたしは【かわいい】もんね! 陰キャの春人なんて楽勝よ!!」


 ――今も勘違いしている冬乃であった。

 今更【もう遅い】ことを知らずに。

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【★あとがき】


まだまだ【ざまぁ】も【ヤンデレ】も続きます!


モチベになりますので、


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