セカンド ファンタジー ワールド ~軍隊は楽しいな~

コウト

プロローグ

 突然だが、君達はフルダイブ型VRと言うものを知っているかい?

 それは20年前に開発された物で脳に刺激を与え五感を再現して、自分がゲームの中に入ったかの様な気分を味わえるゲームだ。

 ぼくは友達に誘われフルダイブ型VRが開発された頃から、つまり20年前から製作され、最近発売されたゲーム、その名も[セカンド ファンタジー ワールド]略してsfwをプレイする事になった。このゲームの凄いところは2つある。

 一つ目は自由さだ、現実でできる事はほぼ全てできる。更にファンタジー要素もあり魔法、スキルがあり魔物もいる。

 もう1つはこのゲームはフルダイブ型VRMMOであることだ。そう、このゲームは世界でも珍しいフルダイブ型VRのオンラインゲームなのだ。

 設備は揃ってる、早速始めよう。


 ぼくはログインして目を閉じた。

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[キャラクターメイキング]


 目を開けると青い半透明の板が浮いていた。

「これがウインドウとか言うやつか。」

 名前や種族、職業などを設定するための物らしい最初は名前以外全部ランダムになっていた。

「名前は風太だからフウ、種族は......あっ!」

 間違えて完了を押してしまった。だが、[本当に良いのですか?]と出てきて助かった。

「ハァ~、良かった~......あっ!!」

 そして安心していいえ押......し間違えてはいを押してしまった。

「ギャア”ア ”ア”ア”ア”ァ”ァァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 君達からしたら「へっ!馬鹿め!そんなんデータ消して作り直せばいいだけだろーが、うるせー奴だな。」とか思っているだろうが、このゲームそれが出来ないのだ。つまり運が悪ければクソザコ種族にクソザコ職業でやらなくてはいけなくなるのだ。

 そうして最初の町に転送された。

「あー、マジでやらかしたー。もうこのゲーム、プレイ出来ないないかもなー。しかも顔が現実と全く同じだしー。」

 周りから変な目で見られながら五分ほど、うなだれていたが。

「取り敢えず、職業とか見るか。」

 と言うことで見たらこうなってた。


フウ    


ハイ・ヒューマン   レベル1

分隊長 伍長ごちょう     レベル1


職業スキル

兵器入手1 兵士召喚1 指揮1 兵器命中補正1

スキル

千里眼1 隠密1 気配察知1 自衛術1 短剣術1 演算1


「えっ?」

 ぼくは目をこすってもう一度見る。

「えええぇぇーーー!!??」

 周りから更に変な目で見られるが今はどうでもいい。ぼくが何故こんなに驚いているかと言うと、ハイ・ヒューマンと言う種族と伍長と言う職業は無い筈だからだからだ。 つまりぼくはランダムでレア種族と職業を引いたからだ。 更にスキル構成もおそらくピッタリだ、現実と顔が同じ?それがどうしたと言うのだね!!この引きは神がやれと言ってるのだろう!!

「クハハハ!クハハハハハハ!!」

 めちゃくちゃヤバい物を見るような目で見られたり、近くを通るとき大きく避けられているがどうでもいい!

「実に清々しい!!PKでも少ししたくなる様ないい気分だ!!最高に「ハイ!!」ってやつだ!!」

 周りの人は逃げ、誰もいなくなった。だがいい!今はただただこのゲームが心地いい!!


 このあと30分馬鹿笑いしてようやく落ち着いた。そしてめちゃくちゃ恥ずかしくなったとさ。


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 分からないことが有ったら知らせてください。

 あと、感想や改善点を教えてください。いや本当にモチベーションがマイナスにいって、多分失踪しますから、お願いします!!

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