第2話 「 就職が怖い 」

 はい、「脳内チェンジ」の時間です。

 本日の「なんだかな~」は Kさん(20歳男性)の方の相談。


「僕は大学生ですが、将来のことがとても心配です。それというのも自分のしたい事が無いというかやりたい事が全く分かりません。そろそろ就職活動も考えていかなきゃいけないんですがどうすればいいんでしょうか?」


 ね、こういう相談多いですよね。それじゃあ、早速【抽出タイム】!!!


「自分のやりたい事が分からないので就職するのが怖い⁉」


 本当にね、本人さんからするととても深刻なテーマかなと思うんですけど、えーと、そうですね。これまた早速「脳内チェンジ」してみましょうか。【脳内チェ~ンジ】!!!


「やりたいことが分からなくても仕事はできる (゚Д゚)」


 はい、以上です(笑)。いや、馬鹿にしてるわけじゃないんですよ。本当に。

 って言うのは、やっぱり、あの、未だにね、こうやりたいことが分からないと「社会人」になれないんじゃないか っていう強い不安感を思ってらっしゃる方、それから、えっと世の中的にも「なんかやりたいことをやれよ」っていう、そういう無言の圧力があると思うんですよね。


 私はこれは幻想だと思います。間違った幻想。やりたいことが分からなくても仕事ってできるものですよ。現に世の中の人って自分のやりたいことは分からなくても十分に「社会人」をやってるわけだから。


 むしろ大事なことはその「社会人」としての礼儀作法の方じゃないかなって私なんかは思いますけどね。


 例えば 基本的な人間関係を築けるとか、とりあえず「やってみるか」っていう楽観性とか、それから作業能力ですよね。それから、こう物事に対してコツコツ挑戦していけるか、等々です。


 やりたいことっていうより、よっぽどそういう「ポータブルスキル」の方が重要じゃないかなとやはりイチ「社会人」の私は思うんですよ。


 あとね、むしろ自分のことにこだわるよりも、「お客さん」とか「職場の同僚」とか、周りのことに配慮ができる人の方が仕事できますよね。それは人に合わせろってことじゃなくて、周りの存在を意識して自分の能力を発揮できるかってことだと思います。或る意味「自分という商品」のマーケティング、ってことですかね。


 ですから、もちろん自分のことをリサーチする事は大事ですけど、これは中々自分だけでは難しいもの。やっぱり他人や新しい試みの中で見つかることが多いかも。


 どっちにしろ二十歳だったらまず自分の「新鮮さ」は損なわない方が良いと思います。「自分、世間知らずですけど、活きの良さには自信があります」はもうそれだけで最高の商品価値ですからね。


 いかがだったでしょうか。ではまた、皆さんのコメントを待ってま~す。

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