朝日
オオカミ
始まり
冬。
冬の朝は日が昇るのが遅い。だから夜更かしをしても鳥たちの鳴き声が聞こえるのも遅い。
深夜4時でもまだ外は真っ暗だ。
その時間から眠りについても私は8時くらいには目が覚めてしまう。
流石にこの時間には朝日はカンカンと登り、鳥たちも元気に鳴いている。車の行き交う音もよく聞こえる。
ゆっくりと目を覚まし、布団の中でモゾモゾ動きながらそのまま、布団をぐちゃぐちゃな状態で体の上から退かす。
ベッドの端押しやられた布団達は息苦しそうに絡まりあっている。私はそんな事を気にしないで今度は、布団をかけないままモゾモゾする。
そのまま数分過ごすと親の声が聞こえる。
「いつまで寝てんの〜」
「もう少ししたら起きる…」
「あんた病院でしょ〜」
「んー…」
そんな感じで目を擦りながら、体を起こす。
ゆっくりご飯を食べながら身支度を済ませ、病院へと向かう。
嫌になるほど天気が良い。こんな天気が良い日にはお散歩なんて気持ちいいのだろうか?そんな事を思いながら朝を終わりに向け、お昼に向かって過ごして行く。
朝日 オオカミ @DendokuTOKAGE
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます