あまポチ (Aruman Ponchi Shortstory)

ともだち(性描写有)

　友達が、何かおかしい。

　凄くちっちゃくて、可愛いくて、明るくって、女子皆のマスコットで、

　気弱だったワタシにも話しかけてくれて、遊んでくれて、明るくしてくれて、皆とも仲良くさせてくれて、

　同級生の男子にも人気だけど全然なびかなくって、恋愛に興味がない様な素振りをしてて……。

　「ねぇ……お兄ちゃんに「アソコ」見られた事ある?」

　……最初、聞き違いかと思った。今迄えっちな話とかわかんないって顔してたのに……。

　「う、ううん?　だ、大体私ひとりっ子だしっ!」

　知ってる。彼女の家には何回も遊びに行ったし、兄弟姉妹と会った事なんかなかった……隠してた? いや、下校の時に寄ってもそれらしい靴とかもなかったし。

　従妹のお兄さんとか? それにしても、いきなりアソコを見せてなんか……。

　ワタシだって、自分のすらじっくり見た事ないのに。

　着替えをする時だって、まさか彼女に見せてとかなんか言えないのに。

　兄弟とか、従妹のおにいちゃんだとしても……そんなの許せる訳ない。

　……

　ウラヤマシイ……

　……

　ワタシ、今、何を思ったの?

　確かに彼女は、凄くちっちゃくて、可愛いくて、明るくって、女子皆のマスコットで……

　同性で……好きといっても、それは、友達としての好きで……でも、他の友達と彼女は、何か違くて……他の子としゃべってる時も、何か面白くなくて……

　……ひとりじめ、したくて……

　でもでも、彼女は同性で、そんな事思っちゃ駄目で……

　……

　……ナンデ、ダメナノ?

　男の子なんて、下品で、汚くて、怖くて……父さんや兄貴だってガサツで、ワタシの事なんか何とも思ってなくて……

　でも、彼女は……

　 凄くちっちゃくて、可愛いくて、明るくって、女子皆のマスコットで、

　いい匂いがして、おっぱいも小さいけどすごくやあらかそうで……

　ぺろぺろ、なめてしまいたいくらいで……