第414話 地球 小股ズ カタ道 フットサル6
「お兄ちゃん これに狩ったら決勝だよ」
「へいさく頑張れよー 勝ったら拳銃撃たせてやるからな」
やめてやめて。
せがれを逮捕させたいのかアホ親父。
そんなことしたら親子で捕まるぞ。
準決勝 へいさく親分とゆかいな仲間たちvs暑苦ブラザーチーム
試合開始直後・・・
「こいつが穴だぞ もさお 簡単に抜いた」
「よし コンビネーションでゴール前までいくぞ むさお」
俺は暑苦兄弟に軽く抜かれてしまった。
俺は強くタックルなど出来ない。
強烈に吹き飛ばしてケガをさせたくないので遠慮している。
その分、パスカットや守備は小股ズに任せて、俺はシュートに専念している。
「親分はシュートに集中してくれ。ボールは俺たちが奪うからよ」
「「「まかせてくだせい」」」
というが小股ズも暑苦コンビネーションで抜かれてしまう。
じいちゃんの言う通り 一味ちがうチームだ。
優勝候補だけのことはある。
暑苦兄弟はゴール前まで迫った。
うちのキーパーは紳士服・・・じゃなかった「靴下のこなか」こと 小中下やしろだ。
「いくぞ もさお」
「わかった むさお」
「「スカイラブリーハリケーソ(すかいらぶりーはりけーそ)」」
むさおと、もさおが空中に飛び上がり華麗にシュートを放った。
ザシュ!
ゴールが決まった。
「先制点は暑苦ブラザーチームです!やはり優勝候補です!ヘイゆかチームは反撃出来るのか!シェケラベイベー」
0ー1
「くそ 狙撃の眼スナイパーアイで見えてるのに届かねえ」
どうやら こなかの特技「狙撃」でボールは見えてるようだ。
しかし、ボールの早さに身体があとわずか届かないのだろう。
こっちボールで再開したがアズマはボールを奪われた。
アズ「くそっ 瞬殺で見えねえ一撃を食らわしてやりてーぜ」
さすがにスポーツだし審判もいる。
ちょっと強引なプレイは仕方ないけど、じいちゃんとの約束があるので反則はなしだ。
俺も小股も三下も抜かれて、また暑苦兄弟と こなかの一騎討ちになった。
「「スカイラブリーハリケーソ」」
「絶対とる! とりゃーーー!」
こなかはゴールポストを蹴ってボールに飛びついた。
バシッ
「よっしゃ!」
こなかはゴールポストを使った三角飛びでゴールを守った。
思い切り飛び過ぎたのだろう、ボールはキャッチしたが勢いがつきすぎて半ズボンが脱げてブリーフが丸出しになった。
おしりには、かわいいクマさんの絵
(・O・)がプリントされている。
元ヒットマンのくせに なんちゅうパンツ履いてるんだ。
「あいつすげーぞ 優勝候補の暑苦兄弟のシュートをとめたぞ」
「かわいいブリーフ丸見えになったけどな」
「あの技はきっとあーゆう技なんだよ すごい達人技と思わせないためにブリーフを見せてるんだ」
「なるほど 見せパンだな」
「くそ!俺たちのシュートが止められた!」
暑苦きょうだいは手と膝をついてorz悔しがっている。
ーーーーーー
大会中、こなかのキャッチングは、三角飛び・・・ではなく「クマさんブリーフの三角飛び」
略して「くまブリ飛び」と呼ばれた。
ーーーーーー
その後
こなかはゴールを許さず、
暑苦きょうだいはボールをパスでまわし、時間を稼いだが、小股とアズマがボールを奪い、俺がシュートを決めるパターンに持ち込んだ。
なんやかんやで
4-1
「なんと!大番狂わせだ!ヘイゆかチームが優勝候補の暑苦ブラザーチームを倒して決勝進出です!シェケラベイベー」
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