第382話 ノモコと秘書ズ
ウト「おめーらしっかりしろ!村に乗り込んで村人を人質にとれ!」
賊「「「へい!」」」
ウトクアイダの指示に賊は次々に階段を上っていく。
秘書ズ
「ここはわたしたちに任せてください!」
「ノモちゃんがいればスキルを必中できます 確実に」
「わたしはバイクに乗ります」
前方は秘書ズにまかせて チマキ町長とワイコとムージさんは後方に下がった。
そしてノモコが預かっていたバイクを収納から出すとムージさんはそれに乗る。
すると・・・
ピキーン!
「あたいが村人を守るから安心しな!」
ブンブン ブブブン ブオーン!
性格が豹変し、エンジンを空ぶかししている。
ひとりの賊が階段を上りきり防壁の上に立った。
賊「おめーら 覚悟しな!」
そのとき!
ノモコの後ろから防壁の上に立つ盗賊に・・・
「ファイヤーアロー」
ブオー!
ドイーメさんの火魔法 炎の矢がノモコの頭をかすめて飛んでいく。
「アチー なにしやがんだ」
ドーン!
「ぐわー!」
防壁の上の賊に命中した。
さらに賊が階段を上ってきた。
ノモコが賊に向き直ると
またドイーメさんの炎の矢がノモコの頭をかすめて飛んでいった。
「アチーって なにしやがんだよ」
ドーン!
賊に命中した。
ノモコの頭がゆでたこのように赤くなった。
そして・・・
ドイ「ノモちゃんすいません ハゲ頭をみたら照準にちょうどよかったので 頭すれすれのところに魔法をうちました。確実に」
ノモ「確実に頭すれすれに魔法をうつんじゃねーよ あぶねーだろ」
ノモコは頭をさすりながら涙目になっている。
なるほど。
ノモコの頭を基準に 頭と敵が重なったところに魔法を放つと狙ったところに当たるらしい。
拳銃にある銃口の先端上部のトンガリの役目をノモコの頭がしてたのね。
ノモコの頭を照準機にして放った火魔法は全弾命中だった。
ノモコの頭は赤くなったけど。
「ノモちゃんがいればスキルを必中できます」とは このことか。
しかし、まだ油断できない。
ノモコの左前、右前から敵が階段をあがり防壁の上に立った。
ショ「ソードスラッシュ!ダブル!」
シューン!シューン!
ショーヒさんの剣スキル斬撃がノモコの左側と右側の耳をかすめて2つ飛んでいく。
ノモコの両耳たぶがブラブラ揺れている。
ノモ「あぶねー なにしやがんだ」
ザシュ!!ザシュ!!
「うわ!」「うぎゃ!」
防壁の上の敵2人に命中した。
さらにノモコの左前、右前から敵が防壁の上に立った。
ノモコが敵に向き直ると
またショーヒさんの剣スキル斬撃がノモコの左側と右側の耳をかすめて2つ飛んでいく。
ノモコの両耳たぶがまたブラブラ揺れている。
ノモ「あぶねー だからなにしやがんだ」
ザシュ!!ザシュ!!
防壁の上の敵2人に命中した。
ノモコの耳たぶが赤くなった。
そして・・・
ショ「ノモちゃんごめんなさい 耳たぶをみたら照準にちょうどよかったので 耳すれすれのところにスラッシュをうちました」
ノモ「おめーら 俺を殺す気か!」
ノモコは両耳をさすりながら涙目で叫んだ。
ノモコは万能だね。
その後も
ドイ「ツルツルファイヤーアロー」
ブオー!
ノモコの頭スレスレに火魔法を放ち、
ノモ「アチーよ!ツルツルってなんだよ」
賊「ぐわ!」
ショ「耳そぎスラッシュ」
ザシュ!
ノモコの両耳スレスレにスラッシュを放ち、
ノモ「あぶねーよ!(耳たぶブラブラ)耳そぎってなんだよ」
賊「うげ!」「ぐわ!」
ノモコの頭を照準にスキルを連発し、賊どもの村への侵入を阻んでいた。
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