第3話 城の間取り図を設計していきます!
「で、勇者様、なんで高級レンガ製造機が欲しいのかい?」
「城を建てる為です‼︎王様には言わないでくださいね…」僕は大きな声で言った
「なるほど。だったら新作のこれを使うと良い」
おじいさんの手がとてつもなく大きく光った
目の前は真っ暗になり、再び明るくなった
「これじゃぁああ‼︎わしの新作、漆黒の煉瓦じゃぁああ」おじいさんは目を光らす
「結構厨二病な名前ですね」僕はキッパリと言った
「うるさいのぅ。これは神様が決めた名前なのじゃぞ」おじいさんは頬を赤くして言った。僕は目を丸くして大きくてごちゃごちゃとした機械を見つめた
「まあ良い。この機械には良いことが3つある
①作る速度がいつものより格段に早い
②長持ちする(数千年)
③変形して持ち運びに便利
よし、勇者様はこれを買うと良い」
僕は目を光らせた
「わかりました‼︎何faiですか?」
「ズバリ4千億fai ‼︎」おじいさんは言った
僕は即答した「じゃあこれ頂きます!」
「まいどぉ‼︎」
その言葉を聞いた瞬間、先ほどの広い草原に僕は立っていた
拳には変形した大きな機械があった
僕の今の持ち金を確かめてみたがまだ5千億faiも残っていた
試しに僕は城を設計しようと思った。レンガ製造機に間取り図を入れると自動で城を作ってくれるのである。だが作ると言っても外観だけであり、中の部屋などは大雑把にしか作ってくれないのである
僕は魔法の紙とペンを用意した
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