国に無断で城を建設してみた件【祝・300pv突破しました!】

モリイ

第1話 金稼ぎのために魔王を倒したら九千億円貰えました

目が覚めたら僕の住んでいる王国はお祭り騒ぎであった


「魔王をヒュンスト様が倒したぞ‼︎しかも一人で」昔からここに住んでいるおじいさんの声

ヒュンストとは僕の名前である


「もう魔王に恐れなくて良いのね」涙を流しながら言う人もいた

僕はこの日から魔王を倒して有名人になったのである


僕は魔王を倒した報酬をギルドに確かめに行った


ギルドの大きな樽に座った青年はこちらを向きゆっくりとお辞儀をした


ドアを開け、中へと入った

中は見慣れた景色であったが人々は僕を見てお辞儀をするとことは新鮮である

「で、ギルドマスターさぁん、魔王を倒した報酬何faiですか?」

元気よくはっきりと言った

「勇者様、報酬など口にしてはいけませぬぞ、国を救った勇者になったのじゃぞ。まあ良い、報酬はざっと九千億faiくらいかのぅ」

僕は声を合わせて言った「きゅ、きゅうせんおくぅうぅうううぅ」

九千億もあれば城やドラゴン、王の王冠、何でも買える程の値段だ

よし、まず手始めに城を買ってみよう「じゃあ城くださぁぁぁぃ」

「は…?城は王様と契約して、土地も買わなきゃいけないし、契約費とかも合わせて確か3兆faiくらいかかるのじゃぞ」


「って勇者様が居なくなっているんだが」

じゃあ勝手に城を建ててやる、自分の手で。そっちの方が自分の好みに作れると考えたのだ。城を建てるのは昔からの夢であり、建てたくて魔王を倒したというところもある

僕はそんなことを考えながら国の広場まで光の速さで走っていった

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