第52話 新体制
【はるとくん、昨日は情けないすがた見せちゃったね。ごめんね】
【何いってんだよ、ユキの弱い姿見せてくれたのは、俺に気を許してる証拠でしょ】
【そうなんだけどさ…吐いちゃった後とか…】
【じゃ、続きをして…あの…昨日の…】
【はるとくんとの続き?何だっけ?】
【膝枕、もちろん無理ならいいからね】
【はい、おいで、はるとくん❤】
嬉しいんだな〜これが。
【甘えん坊さんだね、はるとくんは】
何か、落ち着くな〜膝枕って。
…………………………………………………………
どのタイミングで相談しよう…悩みどころだ。
とりあえず、こんな状態では話してもね…
【ユキさん、ありがとう。ちょっと話があって、コーヒー☕入れるからいい?とりあえず今日も臨時休業にしておくでしょ?】
ユキさんは、
【明日まではと思ってるんだ。さすがにそれ以上はお客さん離れちゃうから】
真面目なんたよな。でも、この喫茶店は何としても継続させないとね。俺の提案伝えよう。
【相談ってね、みさきにるいさんの変わりを、るいさん戻ってきてもここがあるように】
🫧はると…ありがとう😭感動しちゃった。みさきって確か料理上手かったのは覚えてる。性格が合わなくて料理の話はしたことほとんどないけど🫧
おっ、るいさん。起きてた。いきなり入ってきたね。
【るいさん、ここでユキさんに話すこと、そっちでも聞えてると思うから聞いていて】
🫧解った。涼もそばにいるから🫧
ユキさん、大丈夫かな?涼さんいても。
【はるとくん、私は助かるけど、みさき研究所の仕事あるよね?】
みさきのことは正確に伝えないとな。
【毎日じゃないから。それに休みの時もすべてじゃない。それでね…あの…言いにくいけど、みさきもここに住んでもいいかな?】
【もちろん!!心強い。それに、何かと安心できるよ。おなじ職場だったし、嬉しい!!】
【だよね。良かった!!俺もアクティビティ減らしてここサポートするよ…たかが知れてるけど、出来ることは】
🫧レイジにも声かけてよ!あー見えて使えるよ。イケメンだし、女性客多いからね🫧
嫌味か…るいさん。
【るいさん、悪かったね、イケメンじゃなくてさ】
🫧違うって、扱いが慣れてるってとか、ごめん。協力してくれるはるとに失礼なこと言っちゃいけないね。ありがとう、はると🫧
あれ?るいさん、そっちに言ってから優しくなったね。
ユキさんは、ニヤリとして、
【るい、涼さんのそばだから。可愛いね~】
🫧ユキ、調子に乗るなよ。どうせ、昨日泣いてただろ!寂しいよ~とか言ってさ。はると〜そばにいて〜とかさ🫧
【また、勝手な想像を。そんなに弱いユキちゃんじゃないよ〜だ!!】
始まったよ〜よく一緒に喫茶店やってたね。もう話を脱線させない!!これからのこと話すから。
【とりあえずみんなでサポートして、メインはユキさんに、みさきは出来る時は料理担当、レイジにも声かけてお願いする。俺はアクティビティ減らしてサポートする。それにバイトを入れる!いいかな?】
🫧バイト?🫧
【バイト?誰を?】
そこは俺の勝手に決めさせてもらったよ。俺は、
【常勤いないと無理でしょ?るいさんいても忙しくて大変だったんだから。もう募集してある】
ユキさん、ため息ついて、
【はるとくん、勝手に…】
るいさんも、納得せず、
🫧はるとの好みで決めるんでしょ?絶対に美脚の娘だよ。もう、はるとは…🫧
【違うって!!ユキさんに面接してもらう。それに男性でも女性でもユキさんがオッケー👌だす人にする。面接には俺は立ち会わない】
🫧おー、はると、やるじゃん!🫧
【ヤバっ、責任重大だよ〜】
🫧ユキ、頼むよ。涼みたいなイケメンとか入れないでよ🫧
【涼さんみたな雰囲気の人、なかなかいないよ。入れたくても無理だね】
何か、ちょこちょこ傷つくな〜、涼さんのほうがイケメンなのは解ってるけどさ。それにしても涼さん、会話に入ってこないな。
【涼さん、どうかした?】
🫧いや、どうもしてないよ。みんなのやり取り面白いから聞いてただけ。ユキもはるとの前では大人しいね〜恋する乙女ってか?いいね〜可愛いね〜🫧
ユキさんのこと、可愛いとか言うなよ!!俺の彼女だぞ。ここは伝えないと、
【涼さん、俺の彼女だからさ、ユキさんは!!】
🫧あっごめん。そうだね。気をつけるよ🫧
【普通に話す分にはいいけど、とにかく全てまとまったね。じゃ、会議終了】
🫧るい、膝枕して、さっきの続き🫧
🫧涼、これ繋がってる!!もう…🫧
………………シーン………………
馬鹿だな、あいつら。何やってんだか。
【ユキさん、無理しないでね。みんなで乗り切れば、何とかなると思うから】
【ありがとう。みんなに支えられて、嬉しい😄】
こうなるのもユキさんの人柄だよ。
※ピンポーン※
まだ開店前だけど?誰?
※すみません、面接にきました~※
早っ、応募昨日の夜だよ、載せたの。
【ユキさん、頼むね。俺はアクティビティの準備に。今日休みだからいいよね?】
【いてほしいけど、私の判断で決めていいの?】
【ここは、ユキさんとるいさんの喫茶店だから】
【解った。どうぞ〜開いてます】
※失礼しまーす※
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます