第9話 るいさん反省
【ごめん、本当にごめん…】
【るいさん、大丈夫だから】
るいさんが反省中。ユキさんが、珍しく、
【そんな格好でウロウロしてるほうが悪い!!】
【ユキさん、俺は平気だから、もう叱らないで】
【はるとくん、甘やかしちゃ駄目!それに、もし地震とかあったらどうするの?】
うーん、るいさん、何か泣きそうだよ。
【あー、俺のことっすね。検査して何とも無かったからもういいっすよ】
レイジさん、検査って!そんなことあったの?
怖っ!るいさん、パワーアンクルの効果ってこと?
もう、とにかく寝よう!俺は眠いんだよ。
【はい、おしまい。寝よう!俺は寝る!眠い】
みんな、それぞれ部屋に。この騒ぎて起きてこない、りなって。寝たら起きないのは、昔からだね。
………………みさと同じ部屋………………
【レイジさん、帰れたの?】
【解らない、家近いって言ってたような】
そう言えば、どうしたんだろ?まぁ、眠いからいいか。何とかなるでしょ。
【はると、本当に過去に戻ったの?その時私と会った?】
【会ってないよ。るいさんと会ったけど】
【はるとってさ、何かと女性と接点あるよね?】
【あれは、るいさんが無茶したからね。行きたくて行った訳ではないよ】
【解るけど…何か可愛い娘や綺麗な女性ばかり…そこが気になるんだよね】
確かにね。それは解る。みんな本当にスペック高い。それは嬉しいことだよね。俺もレイジさんも。るいさんと過去に行って戻れないかもと思った時の約束はしないほうがいいな。戻ってきたからそれは無効だしね。
【そんなことより、今週末こそデートしない?】
【ここの仕事は?休みの日は手伝うんじゃないの?】
【まだ引き継ぎ終わってないから。一ヶ月程度は、みさの職場にいるよ。スムーズに退職出来ればいいけどさ。それからここに来るよ】
みさ納得してくれたかな?してないような感じだ。
【ここにユキさんいるから?】
【違うよ】
【ここにるいさんいるから?】
【違うってば!】
【私と離れ離れになってもやりたい仕事なの?】
【みさ、それ言うの、ズルいよな】
【ごめん、はるとの人生だもんね】
みさの不安は消えないよな。ここで働く限りは。
【みさ、りなの秘書って、やりがいある?】
【まだ解んないよ。でも、あの職場は好き!】
【俺も海の仕事したくて、免許もやっと使える。休みがすれ違いになってしまうけど、出来るだけ会える時に会おうね】
【うん…はると、お願い、頭をポンポンして】
何か可愛いぞ、みさ。甘えてるね。
【いいよ、これでいいの?】
😪💤みさ、寝たの?早っ!
みさ、不安なんだね。夢を優先して、ごめん。週末デート絶対にしようね。
ムニャムニャ…みさ、腕に乗っかってきた。
腕枕して、朝まで…痺れるかな?でも起こすの可哀想だから、我慢、俺も寝る😪💤
………………………翌朝………………………
【うー、良く寝た!はると、ごめん、腕痺れた?】
【ううん、平気だよ。よく寝ていたね】
【ごめんね、すっかり甘えて。腕枕心地よかった!】
【甘えていいんだよ、彼女なんだから】
【ありがとうチュ😚!、ねぇ、週末どこ行く?】
【みさは遊園地🎠は?好きでしょ?】
【うん。遊園地🎠行きたい!行こうね】
【ざーんねん、週末来ないんだね、はると】
誰の声?この部屋は二人しかいないはず!誰だ!怖っ!
【はるとくん、おはよう!!!】
ユキさん、何でここにいるの?
【イチャイチャするのはいいけどドア閉めてね😁】
何で空いてるの?締め忘れたかな?
【あっ、言うの忘れてた!このドア鍵閉めないと勝手に開いちゃうんだよね。最初、ポルターガイストかと思ってほんと怖かった。勝手に開くの、ほら!】
※🚪ギギギ…怖い!最初に言うべきでは?
みさ、布団に潜っちゃったよ。恥ずかしいんだね。
【みさちゃん、可愛い!照れてるね。朝食出来てるからね。みんな、もう食べてるよ】
みんな早起き。ユキさん、どこから見てたんだ?
………………………朝食………………………
るいさん、食べながら、
【お二人さん、昨夜は…😏】
何だよ、その表情…
【疲れて寝てましたよ。頭痛いし…】
るいさんは、
【はると、それはごめん。本当にごめん】
【冗談!痛くないですよ。さぁ、食べようかな?これ、るいさん作ったの?】
ユキさん😆と偉そうに踏ん反り返って、
【朝食は私が。昨日の残り物を使ってね】
まかないってことか。凄い、美味そう!
鯖の塩焼き、きんぴらゴボウ、海苔の佃煮、味噌汁、卵焼き、サラダ…スゲー栄養満点だ。
みさ、りな、ガツガツ食べて、
【美味しい!おかず多くてご飯が進むね!】
確かに美味いよね。
【あっ、ごめん!忘れてた!ちょっと待って!】
ユキさんが、冷蔵庫に、
【はい。これも食べて】
うひょー、マグロとサーモンのお刺し身。
ここで働くとこんなに食べれるの?
【はるとくん、いつもじゃないよ。今日は特別!】
そりゃそうだね。こんなに食べてたら利益ない。
………………………食後………………………
今日は喫茶店休みな、波の音、快晴、心地よい気温、これから少し暑くなるみたいだけど。
【のどかでいいなー、食後のコーヒー☕美味い!】
ベルが鳴った。こんな早くから、休みなのに。
※すみません、アクティビティのことで※
【はーい、どうぞ】
【昨日はアクシデントで迎えに行けず、はるとさんご協力ありがとうございました。ちょっとご相談なのですが、アクティビティの引き継ぎ少し早めてもらえませんか?無理を承知でお願いします】
アクシデントと関係あるのかな?ユキさんが、
【はるとくん、どれくらい早められる?】
【一ヶ月は無理かな?引き継ぎにある程度は…】
りな、俺が困ってるのを見て、
【はると、やりたい仕事なんでしょ?こっちは何とかするから、今週いっぱいでもいいよ】
【さすがに無理だろ、今週は】
みさも、
【はると、大丈夫!!ここは迅速な行動が吉!】
アクティビティの人も、
【お願いします!お客さん、かなりの予約入ってしまい、マリンジェット足りないんです。そこに来て、昨日の昼にインストラクター体調不良で暫く離脱することに、すみません本当に】
みんなに言われると、断る理由もないから。
【仕方ないですね。とりあえず再来週月曜日からってことで何とか】
【ありがとうございます。助かります。再来週月曜日からのお客様さんは、無理ない程度にこちらに振り分けます。マリンジェットで無人島ツアーだけ、お願いします。昨日の要領で問題ありません。いずれは経営権をお譲りしたのでお任せします】
俺一人ではな〜、ちょっと今後厳しくないかな。
【りな、俺の仕事途中のもあるけど、ここ再来週からの約束で大丈夫?】
【大丈夫!はるとのやってる内容みんなで振り分ければ、それにすぐに派遣社員依頼する】
それならいいけどね。それも部長権限なのかな。
アクティビティの人が、
【あの、もし良かったら今日軽く無人島周辺回って見ませんか?浅瀬とか注意する場所案内します。もちろん無理にとは言いません。昨日の分も含めてお支払いしますので、どうでしょう?】
【昨日の分?それはいらないですよ】
【気持ちとして受け取ってもらえませんか?】
りなは、
【はると、それが仕事ってもんだよ。今回は、受け取れば?それに私も今日まだ帰らないから。無人島見てきなよ】
そうだよな。有り難くいただくとするか。
【解りました。無人島行く時に一人連れてっていいですか?】
【もちろんです。実際にはお客さん乗せることもありますので、どなたかご協力いただけるんですか?】
るいさん、嬉しそう!でも、あなたでは無いです。
【みさ、付き合ってくれるよね?】
【えっ、私?行っていいの?】
【もちろん、ライフジャケット着てもらうけど】
みさ😆るいさん😱それを見ていた、ユキさんは、
【るい、あなたは馬鹿なんですか?この流れて、みさちゃん以外ないでしょ!】
落ち込む、るいさん…何か可哀想だけど。仕方ないよね?すかさず、りなは、
【るいさん、写真の打ち合わせありますよ!】
りな、フォローサンキュ。とりあえず準備するかな。本当は、みさに水着着てほしかったな…
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