第3話
僕が異世界に転生してからおよそ3ヶ月経った。
この3ヶ月間で僕は、この世界や僕の周りのことのいろいろな情報を手に入れることができた。
僕が転生した世界は貴族制度あり、奴隷あり、亜人ありの、剣と魔法の世界だ。
どうやら僕は剣にも魔法にも才能があるらしい。
これからどれくらいの強くなれるのか楽しみだなぁ。
僕の転生した先の名前は、ルーク・アトランティスという公爵家の一人息子だ。
白髪のマッシュに、滅紫(しげむらさき)色と、黄金色のオッドアイだ。
まだ8歳だが、これから成長したら前世ではお目にかかれないレベルのイケメンに成長していきそうな顔だ。前世では所謂フツメンだったから嬉しいな。
お父さんはゼーファ・アトランティスという、僕が今いるグランデ王国の二大公爵家のアトランティス家の当主だ。
茶髪の髪と滅紫の瞳で爽やか系イケメン。
この世界では一夫多妻制がオーソドックスだが、お母さん以外には結婚している人はいない。
見た目からは想像がつかないけど、この国でも三本指に入る強さらしい。
お母さんはレイナ・アトランティスといい、伯爵家からアトランティス家に嫁いできたらしい。
ペールブルーの髪色に黄金色の瞳のおっとり系の美人だが怒らせたら絶対にダメとお父さんに言われた。
この国で三本指に入る実力者のお父さんをあそこまで怯えさせるから、僕は絶対にお母さんを怒らせないと神に誓ったよ。
義妹は、ミア・アトランティスという珍しい漆黒の髪と瞳を持つ美少女で、僕より一つだけ歳が下だ。
元はアトランティス家の分家の子なんだけど、戦争でその分家が無くなってしまい、本家であるアトランティス家が、引き取っている。
引き取られてすぐの時には心を閉ざしていたけど、今ではみんなにしっかり心を開いてくれている。
後、僕にすごい懐いてくれていて、僕の毎日の癒しだ。
最後に僕専属メイドであるセリカ。
彼女の一家は代々アトランティス家にメイドとして支えてくれている。
僕と同い年で、僕たちが2.3歳の時からずっと一緒にいる、所謂幼馴染というやつだ。
髪色と瞳の色はどちらも薄ピングの美少女だ。
後、僕にはこの国の第一王女婚約者が僕の婚約者らしい。
3週間後に王城でパーティーがあり、その時に久しぶりに顔を合わせることになってるから、今うちではそのパーティーに向けての準備にみんな追われている。
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