プレバト俳句 金秋戦2023の決勝(2023年10月12放送)について

滝口アルファ

第9位・犬山紙子さんの俳句について 題「月」

今回は、金秋戦2023の決勝でした。

参加者10名。お題は「月」。

火花散る、秋のタイトル戦が繰り広げられました。


そんな中で、

私が、添削の余地があるのでは?と思った俳句は4句です。

下位から順に見ていきましょう。


まず、9位に選ばれた、

特待生3級の犬山紙子さんの俳句を見てみましょう。


別れるはずだったのに月が綺麗


私は、雰囲気のいい句だと思いました。

夏井先生は、「のに」が要らないと仰って、

次のように添削されました。


別れるはずだった月が綺麗だった


もちろん、これで十分なのですが、

私は、さらに添削しました。


A 月が綺麗だった 別れるはずだった

B うつくしい月だ 別れるはずだった

C 蒼い月だった 別れるはずだった


前後を逆にして、少しアレンジしたただけですが、

こうすると、リズムが良くなっていると思います。


また、原作の「のに」を活かして添削することも可能でしょう。


A 別れるはずだったのに綺麗な月だ

B 別れるはずだったのに月うつくしい

C 別れるはずだったのに蒼い月だった


こう直すと、リズムも良く、

犬山さんの原作に寄り添った添削例になっていると思います。


第1章は、以上です。


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