伝う想い
タムラ ユウイチロウ
伝う想い
道を歩み返す
入口はどこだったのだろう
初めて出会った頃から
幾年過ぎて 一人同士
全てをわかりたい
だけど 僕も同じ
全部で繋がれないの 知ってたけど
ここにある速度信じたいから
命は後ろ 届くようで届かない
線は二つ 触れるか 触れないか
その もどかしさを 確かめ合うように
勢いづいて 歩いていこうよ
風を見つめ返す
出口が見えない中で
たったひとこと すれ違い
変わってしまう 一人同士
恐れて僕らはいつも遠ざける
張り付いた笑顔 引き剥がすように
何度も顔を洗うそんな時に、電話をかけてくれるなら
違うことで近づけること
その愛しさを
重ねるから
僕らは夢見てたんだ
手を取り合える永遠を
今ひとときに 感じるかな
ぼくときみたちのあいだの確かな
橋をかける準備をしよう
これはその一歩だから
心を 背中を 預けるよ
変わりゆくあたりまえは
当たり前じゃなくて
ありがとう
今から明日へ、隣にいる人と
好き合えるように
伝う想い タムラ ユウイチロウ @you_monodiary
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます