第11話メイドリフト

 母さん達が俺の為に用意してくれたメイドカフェを存分に堪能した数日後の事だ。俺はまた王城のとある一室へと呼び出された。


 なんかデジャヴを感じるのだが気の所為だろうか?気の所為と思いたい…。


 そのとある一室のドアを恐る恐る開ける。


「ん…いらっしゃ〜い、こんこんき〜つね♡」


 部屋の中にはメイド服に狐耳、狐の尻尾を装着したレーティの姿が…。レーティもメイドカフェをしたかったのだろうか?

 ふと、レーティのそんな姿を見て俺は前世の事を思い出した。狐繋がりの話にはなるのだがホ◯ライブのふ◯きちゃんもとても可愛いよな…。俺はホ◯ライブの箱推しだった。


「ん…掴みはオッケー」


 満足気な表情でそんな事を言うレーティ。レーティのそんな可愛い姿を見ていると…うん。推しと同じ…いや、それ以上推せるな。


「んっ…御主人様こっち」


 案内された席に座ると、メニュー表を手渡される。何を注文しようかとメニュー表を覗き込むと…


「んっ? コース?  ボディリフレコースにフットリフレ…これも今流行りのメイドリフレかっ!?」


「んっ! 御主人様正解」


 どうやらレーティはメイドカフェではなく、メイドリフレで俺をもてなしてくれるみたいだ。


「ん…御主人様、コースを選んで♡」


「わかったよ、レーティ」


 なになに…ボディリフレはベッドにうつ伏せになり背や腰、臀部等のマッサージ。

 フットリフレが足湯した後に足裏やふくらはぎへのマッサージ。

 ハンドリフレが手の平や腕へのマッサージだな。


 この世界でメイドリフレも流行らせたのは俺なのでここまでのコースは勿論知っている…。知らないのは最後に書かれているコースだ。これはなんなんだ?サッパリ分からん。


「レーティ、OUOコースっていうのは?」


「ん…御主人様お目が高い。これは秘伝の技。私が御主人様の為に1年も前から考えたコース」


 そう言われると否が応でも期待してしまうな。しかしレーティよ。1年前はメイドリフレ自体なかったんだが…?


「で、その期待してしまう内容とは?」


「ん…それは文字で示している通り、エル様のピーーーーをピーーーして棒も玉も―「はい、ストップストップ!」むぅぅ〜〜」


 そんな事だろうとは思ったよ!?むぅぅ〜〜と頬を膨らませた姿は可愛いけどな?


「とりあえずボディリフレで」


「んっ…不満だけど仕方ない。御主人様、後はコースの時間を決めて」


「え〜と…じゃあ60分コースで」


「ん……残念ながらそちらのコースはサービス終了」


「そうなの!? じゃあ…3―「ん…それも終了」……どれがあるの?」


「ん…24時間コースのみ!」


「…じゃあ…それで…」


 奥のベッドに案内された俺はうつ伏せになり1時間程はしっかりとボディリフレを満喫。その後はあお向けになり…まぁ、1日中レーティに搾り取られた事は…言うまでもない事だろう…。





*****

いつもありがとうございます、美鈴です。

まだ療養中の為、更新出来ない時にお読み頂ければと思い、書き溜めていた新作の吸血鬼モノを投稿しておりますのでどうぞ宜しくお願いします!作品に評価やコメントを頂けると私の元気に繋がりますのでどうぞ宜しくお願いします!


『異世界転生したけど種族が吸血鬼〜』


https://kakuyomu.jp/works/16818093077580851005

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