第3話・ずるいぞ庵野! (シン・仮面ライダー)
アマプラでシン・仮面ライダーを観ました。
庵野監督の私小説でした。
1号はガイナックス時代の庵野、2号はカラー庵野。
つーかどう見ても庵野じゃん。
ルリ子はGINAXそのものでカマキリカメレオンは例の不祥事やら何やらアニメーションとは全く関係のない、庵野監督にとって邪魔なノイズみたいな存在です。
他のオーグはガイナックス作品(それぞれ愚痴とか入ってる)でイチローはエヴァ、Kは観客、政府の男たちはバンダイと角川でしょう。
各オーグのモチーフ作品とメッセージあるいは愚痴(推測)は以下の通り。
○クモオーグ(王立宇宙軍・オネアミスの翼)
『これは仕事なんだから』って妥協を強いられた。俺はこれしかできねーんだよ好きにさせろライダーキック!
○コウモリオーグ(トップを狙え!)
オタクたちを支配しろって、そんなの知ったとっこっちゃねーよライダーキック!
○サソリオーグ(ふしぎの海のナディア)
俺の代わりに劇場版でトドメを刺してもらえて助かったよ!
○ハチオーグ(新世紀エヴァンゲリオンTV版)
GAINAXのイメージが独り歩きしてアニメ業界を支配するとか言われた勘弁してくれ迷惑だ。
サソリオーグの毒(ナディアの低視聴率)のせいで十分な資金と制作期間を得られず打ち切り同然の最期を遂げる。
○カマキリカメレオン(例のアレ)
パチンコ業界者をアニメ制作会社のトップに据えるなんて正気じゃねーぜGAINAX殺されちまったじゃねーか!
こうなったら2号(カラー)を作って対抗するぜ! マスクのカマキリ部分(アニメ会社経営者要素)を壊したらカメレオン部(犯罪者)の本性を現したぜライダーキック!
○群生型なんたらかんたら(庵野監督に対する世間様の貧困かつ勝手なイメージ)
まったく迷惑極まりない! みんなまとめてライダーキック!
○イチロー(旧劇場版・新世紀エヴァンゲリオン)
○チョウオーグ(劇場版エヴァンゲリヲン序破Q)
○仮面ライダー0号(シン・エヴァンゲリオン劇場版)
一体何度完結させれば解放してくれるんだ!? いい加減にしてくれ!
……という快進撃で、監督の行く手を阻む者には、オッサン限定でことごとくライダーキック(自分の仕事を見せつけまくって泡をふかせる)をブチかます日々を送りました。
長年つき合わされたエヴァを完結させ、ガイナックスこそ失われたものの、著作権その他諸々の問題も解決、庵野は昔の自分を取り戻してスッキリだ。身軽になった今こそ完全新作に挑むぜ! ……という意気込みと、俺はクリエイターだ余計な事に巻き込むんじゃねえ的な苦言です。
私小説なのでこじんまりしているのは当然ですね。
あの人、帰りマンから全然ブレね~な!
……そうそう、最後まで見てるだけだったKは観客のKです。
『お前ら結局なんにもしてくれなかったな』という皮肉でしょう。
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