夢のようなダイエットはじめました

すでおに

夢のようなダイエットはじめました

 私は肥満体形でもないのに汗っかきで、夏場はじっとしているだけでも汗をかきます。油断すると自覚のないまま顔が汗びしょになってしまうので定期的に拭うようにしていますが、うっかり忘れて後から気づき、なんとなく気恥ずかしい思いをすことも多々あります。


 その割に、涼しくなると汗をかかなくなる夏季限定の汗かきでもあります。一年中の人からしたら羨ましいかもしれませんが、短期間で代謝が激変するので体に良くない。体重は増えるし、血圧は上がるしで、自覚できるほど体調が変化します。


 ですから秋になるとダイエットが必要になるわけですが、これがご存じのように厄介です。食事制限が効果的なのは承知でも、頭が働かなくなって日常生活に支障を来たすので避けたい。

 となると運動ですが、帰宅後のジョギングなど面倒くさいことこの上なく、継続も見込めない。体重を減らすためにわざわざ時間を作るのは馬鹿馬鹿しい。


 一番の理想は、日常生活に組み込むこと。ですがこれがなかなか難しく、というのも効果を信用できない欠点があります。「テレビを見ながらなんちゃら運動」とか「エレベーターを止めて階段利用」などは効果のほどが不透明ですし、階段の上り下りは膝への負担があってリスキーです。


 それがついに昨日、日常生活に組み込みながら効果てきめんなダイエット方法を発見しました。


 名づけて「夢のようなダイエット」。ただし毎日自転車に乗る人、ギア付きの自転車であること、が条件になります。私は毎日「クロスバイク」、街乗りのスポーツタイプの6段変速に乗っていて、これを使ったダイエットとなります。


 方法は「ギアを一番軽いローにする」これだけです。


 ローギアにすると漕げども漕げども進まない。けれど全く進まないわけではなく、労力に見合わない分、非効率的に推進する。なので一生懸命漕がなければならず、息が切れ、汗をかく。疲労感もたっぷりでカロリーの消費を実感できます。移動中にダイエットができるわけです。


 頃合いを見て、ギアを1段2段ぐらいなら上げて構いません。こうすればそれなりにスピードはでますから、目的地までの時間のロスは避けられます。いうまでもなく自転車に乗るときは周囲の状況への配慮が必要で、漕ぐことに夢中になりすぎて、安全運転を忘れてはいけません。


 昨日始めたばかりなので効果は未知数ですが、しばらく続ける所存です。


「これのどこが『夢のようなダイエット』なのか」と疑問の声が上がりそうですが、夢の中では必死に走っても全然速く走れません。それと似ていることからこのネーミングにしてみました。

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