セカンドアースの真下にて、アホ毛ロボット稼ぎえり
デルタイオン
プロローグ
第0話 素晴らしき未来
電脳化の進んだ未来では進んだ技術に追い付こうと様々な製品が開発された。その一つに電脳内没入型VRゲームが開発されていた。
その機器は瞬く間に世間に広まり、今やゲームはコントローラーなどいらず。栄養補給液とベット1台さえあれば高画質な無料ゲームがし放題。(もちろん有料ゲームだってある)
我々はそんなゲームの歴史を語る者。ゲームマンとして、今回も今なにがトレンドなのか調べた所、現在はロボットゲームがトレンドのようだ。
そのトレンドの中心に居座るゲームがなんなのか。更に調べたところ様々なオススメが出てきたが、どれも共通してたった一つのゲームを押していた。
『メタルヘブンユニバース』オープンワールドPVEというロボットゲームにしては異質な種類のゲームだ。
ロボットゲームは大体ストーリーに沿って進む。もしくは、PVPが主軸だが、このゲームはロールプレイングシュミレーションゲーム。ロボットの建造にはその前に建造するための施設を建てなければいけないリアルな徹底ぶり。
そんなゲーム。人気になった理由はロボットのカスタマイズ。そして、パーツ数の豊富さだろう。また、そこまで難易度が高いわけでもなく、PVPがほぼ無い事も人気付けている。
そして、カスタマイズ性の高さ。再現もさることながら作ろうと思えば部品から作成が可能でその部品一つさえも保存することで即座に再建造も可能とかなりリアル寄り。
ロボットに乗らずとも景色を堪能して動物と触れ合い、味覚の再現も最高レーティング設定のため現実とほぼ遜色ありません。PVPはほぼ無いとは言いましたが、闘技場のような場所はあるため自分の機体を見せつけるも良し。技術を磨いて大会に出るも良しとPVP、PVEで別けられているのが最大の特徴と言えます。
また、イベントの開催も高頻度で昔のイベントをもう1度行う事もしているためあの時取れなかったものを今また取ろうと古参とより戻すような囲い込みをしています。
しかし、そんなゲーム。人気になるまで度重なる大幅アップデートを続けてきました。ゲーム性も元はPVP主軸となっていましたし、設備だって建設しなくて良かった。なのにここまで変わったのは運営方針から来ていました。
『プレイヤーの望む最高のゲームを』の言葉通りプレイヤーの一言一言のレビューだけでなく、次回作はこんなゲームが欲しいなどといったつぶやきも回収し、テスターを募集して挑戦。レビューを確認してβテストを行いそれをゲームにアップデートとして施す。という大規模な事を何度も行ってきたおかげでこのようになりました。そんな壮絶な過去を持つゲームを支えてきたのはファンとそれを広めてくれたブイチューバーと呼ばれる人達のおかげでした。
過去にブイチューバーのみならず、様々な芸能人を呼び寄せて開催した大規模イベントが決定的だったに違いないでしょう。そのような度重なる大大大規模アップデート。そして広報による知名度でこの玉座に座ったのです。そのゲームは今年12/08。00:00にサービスを終了します。サービス開始からもう10年はしていたようです。サービス終了に伴い、運営も無くなるようですが、それまでまだたっぷりと時間があります。そこで、今回はこのゲームの「すゝめ」をご紹介しましょう。チュートリアルや序盤のやる事リスト。運営の重要な連絡等はこちらから→mekamusume8sai5u.des
さて、このゲームのストーリーについてまずご紹介しましょう。
「このゲームは産業革命以降人類はその進化のスピードに地球が耐えきれず荒廃してしまった世界。それでも人類は愚かにも進化を続けていた。そんな人類を地球は害虫と見なし敵対種を大量に発生させた。人類を駆逐すべく産まれてきた者達に対して人類は地球から離脱。そして、地球とほぼ同じ惑星にて新たな新天地を開拓し始めた。君たちはその開拓者達の一人として、時に襲い掛かる地球からの追手。『アルドノイド』を倒しながら自らの拠点を作り、進化をするのだ。」
というのがストーリーの全貌です。さて、次はゲームの敵。エネミーについてです。詳しい倒し方は先程のURLから検索してください。
敵エネミーの総称は先程出た通り『アルドノイド』。機械と生物のキメラのような見た目が大半です。ゲームを進めるのにおいてこの敵たちは避けて通る事ができないので、倒し方をお伝えします。
撃って倒す。それだけです。弱点とかはありますが、ボスエネミーは配置されておらず。耐久値の高いエネミーもロボットが居ればアサルトライフルの2発撃ち込めば倒せるほどです。何故こんなに耐久値が弱いのか。それは数が多いからです。
基本的にこのエネミー達は集団で動きます。歩兵重火器で倒せるほどですが、それが何十匹も居るのです。稀に数百匹の集団が居るそうですが、そのような集団はスポーンした直後に殲滅されます。
なので、出会うのは数十匹適度でしょう。出くわした場合はその気持ち悪い形に惑わされず。冷静に引き撃ちを心掛けてください。そうすればその場は安全になります。
さて、簡単な対策はこのような程度のものです。続いては材料の確保の仕方です。
このゲームの物価はとても低く、変動等も無いので倒したエネミーの素材を売り、必要な材料を購入していけば明日にでも初めての拠点を作ることが出来るでしょう。
ここまで来ればあとは自分のやりたいよう、作りたいように自由にしていけば大丈夫です。ですが、目的が欲しい方も居るでしょう。そんな方にオススメなのが同盟クランです!!
同盟クランではそれぞれ目的を持った方達が集まっており、クランに参加して日課報酬も獲得できます。大体のクランはその日課報酬を目的としていますが、明確な目的を持ったクランも存在しています。
大まかにレアドロップアイテム集め、PVP専門、イベント周回。
そして、クランの拠点作り。
同盟クランではクランの全員で作ることができるクラン施設があります。材料のレア度や必要な資材の量も自分の拠点とは桁違いです。その差は約30桁。一ヶ月集めても完成は出来ません。
しかも特定のレパートリーがあるわけでも無いので設計から始めなければいけません。まずこんな物を作るのは不可能と諦めるべきでしょう。
しかし、それを可能にしようとしている者達は未だに居ます。そして、それを可能にしたクランも居ます。
今も諦めずに続けている方達が夢見ている存在。最初期から存在していた超古参クラン。運営からも一目置かれている異端者の集まり。120名の技術者、パイロット、政治、警備。様々な事に関してのスペシャリストが結集して作ったランキング1位を我が物顔でここ8年連続して占領し続けているクラン。
その名も『セカンドマイスター』。新世界を作った超廃人達である。
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